先日、アメリカでは
1年に一度の招待制キュー展覧イベント
『ICCS』
(International Cue Collectors Show)が
行われていました。
日本からもキューメイニア・K.Kagomiya氏や
UK Corporationの大原秀夫氏が
参加しておられました。
そのUKの大原さんが
Facebookに上げていた写真は、
かなりのインパクトがありました。
2本とも『Tonkin Custom Cues』
(トンキンキュー)です。
代表はピート・トンキン氏。
先鋭的でかなり凝った装飾が施され、
一度見たらなかなか忘れられない
インパクトがあります。
技術的に相当卓抜したものがないと
このデザインは不可能でしょう。
あれっ? この右側のキュー、
どこかで見たような気もしますね……。
「これは彼の名を一躍広めた
メジャーデビュー作と言えるキューです。
5年前ぐらいに発表されたものですよ。
私を始め、日本から来ていた面々も
初めてこれを見た時に、
あまりにレベルが高くてたまげたのを
今でも覚えています。
当時はまだ、ハンドル(グリップ部)に
デザインのメインを持ってくるという
発想が一般的ではなかったので、
彼のスタイルは非常に斬新でした。
全体的なレベルの高さや
ディテールの作り込みもさることながら、
まずシンメトリックなハンドル部分の
デザインに目が行きましたね」
(大原氏・談)
そして、左側のキューは、
それから約2年後に発表されたものだそうです。
フォアアームとスリーブの「剣」の形などの
デザインコンセプトはほぼ同じものでしょう。
ハンドル部分は完全に別の意匠ですが。
「実は……
右のデビュー作も、左の2年後のキューも、
それぞれ別のコレクターに
買われたのですが、
今回のICCSで偶然2本が揃ったのです。
せっかくの機会でしたので、
2本並べて撮ってみました(笑)」
さすがは、キューとコレクターと
メーカーが一堂に会するICCS、
そんなことも起こるんですね。
大原さん、
ナイスな写真をありがとうございました。
ちなみに、UK Corporationでは、
今はトンキンの在庫はありませんが、
取引実績はあり、
調整のため、トンキンの元に
里帰りしているキューが1本あるそうです。
「トンキン本人は
あのキューデザインとは真逆の、
物静かでシャイな人柄で、
話をしてみると、
丁寧に色々と教えてくれる
優しい人物です。
自身のキューを作るまでは
キューパーツを製作していました。
そして、デビューまでの経緯や
セールスの仕方などを見ると、
大変クレバーでもあるという印象です。
これからもますます注目を集めていく
メーカーでしょうね」
名前の響きもどこか独特なトンキン。
カスタムキュー新時代の旗手となりえる
このメーカー、お見知りおきを。
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