写真の話、続きます。
こんな質問、よくされます。
「一日何枚撮るんですか?」。
トーナメントの取材なら200〜500枚。
男女共催ならその倍です。
「えっ、そんなに!」と
驚かれるんですが、半分は捨ててます。
ブレ、ピント外れ、露出(明るさ)ミス、
ダブリ、目つぶり……などをカットしていくと、
勝手に半分になってしまうというか。
ビリヤードは他のスポーツに比べると、
会場(ビリヤード場など)が暗いので、
どうしても手ブレなどのミスが出やすいです。
対応策としては数を撮るしかありません。
選手一人あたり15〜20枚撮ることを
最低限の目標にしていますが、
絵としての良し悪し以前の
上記のような問題で、半分残れば良い方です。
それを後でさらに
写りの良し悪しで半分に絞っていくので……
生き残るのは20枚中の5枚ぐらいです。
さて、一つの大会で
200枚〜500枚撮ると言いましたが
そのうち、圧倒的に多い写真(構図)
は何だと思いますか?
答えは「選手のプレーフォームの写真」です。
簡単でしたかね。これが8割。
あとは「立ち姿」が1割で「雑観」が1割。
プレーフォームはその選手の個性というか
トレードマークだったりしますから、
どうしても多く撮りますし、多く使います。
あと、「ああ、これは
ビリヤードをしているところだね」と
すぐにわかるので、
対ビリヤード業界外でも使い勝手が良いですね。
TwitterやFACEBOOKのアイコンに
自分のプレー写真を使っている人も
多くいるはずです。
「ビリヤード×自分」で絵作りを考えると、
多くの人がなんだかんだで自然と
プレーフォームに行き着きます。
あれはビリヤードを表す
一種の「記号」なんでしょうね。
ボウリングのフォロースルーの
ポーズと同じようなものかもしれません。
……以上、
何の得にもならない話で恐縮です。
また写真について書く時があれば、
「プレーフォーム、綺麗に撮られるコツ」
というテーマにでもしましょうか。
TwitterやFACEBOOKのアイコンなんて
キーワードも出ましたので。
撮影者の腕や機材以上に、
被写体側の工夫次第で
明るくカッコいい写真を撮ることができるんです。
では、僕は写真整理の仕事に戻ります……。