〈BD〉関西オープンの少し裏側

川端プロ&パグラヤン
川端プロ&パグラヤン

 

『関西オープン』の決勝ラウンドの会場、

『玉出ビリヤードACE』には、

 

プレーに運営にと忙しく立ち働く

川端聡プロの姿がありました。

 

川端プロは昨年、

JPBA関西支部の理事になったので、

 

『グランプリウェスト』を始め、

関西圏で行われるトーナメントでは、

運営しながら試合を戦っています。

 

今回の関西オープン、

ベスト16で敗れた川端プロは、

 

すぐにスポーツポロシャツからスーツに

着替えて運営サイドとして動き続けました。

 

「普通、試合に負けたら

ラフな格好になるけど、

 

僕の場合は、

ドレスコードが上がるんです(笑)」

 

運営しながら試合、それも公式戦に

出るのは相当ハードでしょう。

 

「両方をきっちり完全にこなすのは

無理ですね(笑)。

 

でも、僕が動くと目立つというか、

後輩達も『僕も何かやろう』と

思ってくれるようで、だいぶ助かってます」

 

川端プロは、

『ドーハ・アジア大会』金メダルなど、

数々の輝かしい戦績を誇り、

 

今も優勝・入賞を繰り返す

バリバリ働き盛りの選手。

 

組織や団体側の人間、

いわゆる「スーツ組」とは

無縁だろうと勝手に僕は思っていました。

 

そうなるとしてもだいぶ先だろうと。

 

でも。

 

川端プロは昔から良く言っていました。

 

「JPBAやビリヤード界が良くなる

ならば何でもやろう」

 

今回もその思いでスーツを着たのでしょう。

 

川端プロが働く姿を見て、

意識が変わってきた後輩プロも多いようです。

 

…………

 

今回、関西オープンの会場として、

 初めて玉出ACEを利用しました。

 

「運営の面では至らない所が多かった。

まだまだ、です」

 

二足の草鞋をはいた川端プロの挑戦は続きます。

 

決勝会場の玉出ACE
決勝会場の玉出ACE