(昨日のエントリから続きます)
試合の朝、堀金さんは
笑顔で僕に挨拶をして下さり、
プロを辞めたいきさつと、
今の仕事(ビリヤード関連ではない)
についてを、
問わず語りに教えて下さいました。
朗らかに語る堀金さんは、
随分と健康的に痩せられた印象で、
僕がこう書くのは
失礼かもしれませんが、
表情からもすっかり険が取れていました。
もしかすると、
もうプロではない立場でこの場に
来ているというきまりの悪さや照れ臭さ、
それから、久しぶりの試合が
小森純一という大先輩の
引退試合であるという緊張感が、
試合前の堀金さんを
饒舌にさせていたのかもしれません。
ビリヤードはしているんですか?
の問いにはニヤリと笑って、
「どっちって言った方が良いかな?(笑)」
その後、堀金さんは、
一回戦に勝ち、二回戦でも善戦。
ベスト8で大会を終えたのでした。
キューを置いた堀金さんは
リラックスしてギャラリーと
談笑していました。
僕も試合の感想を求めました。
「楽しかったよ。
試合から遠ざかっていたから
全然当たらなかったし、
観てくれた皆さんに楽しんで頂ける
レベルではなかったと思うけどね」
噛み締めるように続けます。
「やっぱり、ビリヤードは、いいね」
また試合でお姿を見たいです、
とだけ僕は言いました。