始まりました、『都道府県対抗』。
(キャリアの長い方の多くが
「都市対抗」と言いますね)。
5名×45チームだから総勢225名
(一人欠席者が出たので実際は224名)。
テーブルは33台あるから、
プレイヤー2名とレフェリー1名合わせて
常時99名が、
和歌山『ビッグホエール』の
アリーナでキビキビと動いています。
ローテーションの120点先取という
短いフォーマットが、
そのキビキビ感に拍車をかけます。
声出して(コールショットなので)、
レフェリー復唱して、
撞いて、入れて喜んで、外してうなだれて、
相手と握手して、勝って喜んで、
仲間とハイタッチして……。
そんな一連のシーンが淀みなく続きます。
球の音やプレイヤー&レフェリーのコールの声も
これだけ重なったらだいぶ賑やかです
(この動画のように)。
「アマチュア競技ビリヤード界最高の大会」
と形容される意味が少しずつわかり始めました。
(明日のフィナーレまで見届けないと、
はっきり言い切ることができないですが)
始まってすぐに感じたのは、
この大会は「敬意」で成り立っているんだな
ということです。
ビリヤードへの、仲間への、対戦相手への、
会場やスタッフへの、連綿と続く歴史への、
そして、郷土への、敬意。
33台で絶えず試合が行われているというのに、
どこからもイヤーな空気が流れてきません。
誰だって勝ちたいと思っているはずですし、
実際負けてアツくなっている選手もいますが、
ここでは皆、文字通り
「スポーツマンシップに則って」プレーしています。
こんなハートを持った撞球人が
日本中からここ和歌山に集結してるなんて。
感動があります。
「初めてでしょ? 楽しんでる?」
色んな人にそう聞かれました。
「もちろんです」と答えると、
「でも、明日はもっとすごいんですよ」と
全員に返されました。
順位決定戦があるからですね。
いやー、楽しみです。
…………
会場では、
以前CUE'S誌の取材などで
お世話になった「京都の闘将」、
折戸和幸選手に久しぶりにお会いできました。
いつ見ても格好良い方です。
伝統あるこの都道府県対抗において、
常に「強豪県」と呼ばれる京都チームの
グリーンのベストは輝いて見えます。
折戸選手は3年ぶりの出場。
毎年優勝候補に挙げられる名門の、
5番手を任されるというのは
どんな気持ちなんでしょうか。
さらに。
「TRCの高田純次」こと富山の野崎和彦選手にも
ようやくご挨拶ができました。
あのブログでは卑下していますが、
野崎さんも富山チームの5番手。
とても達者です。
この機会に野崎さんの言う「富山球」
というものを研究したいので、
明日もウォッチしたいと思います!