昨日のブログで書いたように、
日曜日は『東急ハンズ渋谷店』に行った後に、
大森の『キャノンボール』でプロ公式戦
『GPE-4』(グランプリイースト)を観ました。
優勝は内垣建一プロ(JPBA)。
ファイナルで赤狩山幸男プロ(JPBA)を
破っての、約5年ぶりの国内戦優勝です。
(写真はOn the hill !さんから頂きました)
月曜日に電話でコメントを頂いたので
(ありがとうございました)、
ここでお届けしたいと思います。
――一夜明けて、どんなお気持ちでしょうか。
「やっぱり格別の思いです。
周りの人が喜んでくれてるのが嬉しいですね」
――決勝日の4試合、
かなり内容も良かったと思うのですが。
「はい、そう……言っても良いかな(笑)。
球はまあまあ入ってたと思います。
最近好調だったので
それが多少なりとも出せた感じです。
前回(GPE-3)は土曜日の予選最終戦で
負けたんですけど、
『試合、楽しいな』と感じることができて、
今回精神的にも良い状態で臨めましたね」
――あれだけの球を撞けるプレイヤーが、
なぜあまり国内の試合に出ていないんだろう、
と疑問に思う人が増える一方ではないかと(笑)。
「そうですかねぇ(笑)。
でも、確かに年間3回という年もありましたからね。
ええっと……。
国内のプロ公式戦全てツアーイングするというのは、
以前に10何年間かやってきているんですね、僕は。
で、僕は海外でプレーするのが好きなので、
近年は海外の試合にシフトチェンジしています。
そうなると国内戦との両立は難しいです、
僕の場合は、ですけど。
それで海外をメインにして
国内戦は出られるものに絞っています」
――となると、
むしろ国内の試合に出る時は
気楽といっては言葉が悪いですが、
他のプロ達とは違うメンタリティかもしれないですね。
「気楽ではないですが(笑)、
B.D.さんが言いたいことはなんとなくわかります。
僕はJPBAの年間ランキングは気にしていないですから、
他のプロの方達とちょっと違いますよね。
でも、『最近日本で活躍してないのになぜ海外に?』と
思われる方もいらっしゃるだろうし、
海外でも実績のあるなしというのは大きいですよ。
そんな意味でも今回勝てたことは良かったです」
――国内、海外の両方に対して、
実力の証明になった、と?
「多少はそういう面があると思います。
今年、ABPのプロライセンスも取ったんです。
(※ABP=The Association of Billiard Professionals。
本部はシカゴ。代表はジョニー・アーチャー。
欧米アジアの著名プロの多くがライセンスを持っている)
ABPでも『日本のトッププロ』として
紹介されるんですが、
最近の実績がなかったので、心苦しかったんですよ(笑)」
――おっと、ABP、よく知りませんでした。
勉強しておきます。
……では、内垣プロは
これからも変わらず海外志向ですね。
「はい、そうです。
海外の試合をもっと楽しんできたいと思います!」
…………
……ということで、
こと海外で戦うということ
(というより、「自分のプロ活動」というもの)
に対して全くブレない内垣プロでした。
あと、TADキューの使いこなしっぷりも
全くブレなし!
次のGPE-5は、
事情があり欠場されるようなので、
日曜日の大森であのシャープなプレーを観られた方は、
とても幸運でしたね。
…………
以下、余談。
ファイナルで敗れた赤狩山プロの
アンオフィシャルな談話。
「連覇、できなかったですねぇ。
でも、前回優勝、今回準優勝なら
僕、来年のGPEカレンダーに
載りますよね?」
(カレンダー掲載は年間Top10のみの特権)
まだ言いますか(笑)、世界チャンピオン殿。