ジャパンオープンが進行中ですが、
それとは関係ない、B.D.企画のお知らせを。
「イラスト館」に、「スト様」こと
アール・ストリックランドをアップしました。
描きますのは、CUE'S誌の連載マンガでも
お馴染みの、ビリヤード大好きな漫画家・
オカヒサヨシヒロさんです。
いやぁ、
またまたカッコイイのを描いて下さいました。
やっぱりアラフォー以上の
ビリヤードファンやプレイヤーにとって、
「外国人プレイヤー」と言ったら
この人かE・レイズってことになるんじゃないでしょうか。
今年のジャパンオープンには、
「マジシャン」E・レイズ(フィリピン)と、
「ミスター」タケシ・オクムラが出ている訳ですが、
(※現JPBFプロの奥村健プロ。以前はJPBAプロ。
ナインボール世界チャンピオン)
ここにスト様が加わってたら、
もう泣く子も黙る最強三羽烏揃い踏みですね。
最近全然生でスト様を観てないんですが、
そして、もう52歳になっているはずなんですが、
元気しているんでしょうか、スト様は……。
…………
以前、日本でガッツリとスト様を
取材したことがあります。
(いつぞやのCUE'S誌での
スト様の撮り下ろし表紙の時です)
おっかなびっくりで現場に行ったら、
ご本人はものすごく協力的でご機嫌で、
撮影のポーズやスマイルもばっちりで、
「やっぱり世界の帝王はスゴいわ」
なんて感じ入ったものなんですが、
キューを握ってテーブルにつくと
別人になるんですね。
その日、
僕は通訳を介して取材をしていました。
当然、スト様も
「あ、コイツは英語ダメなんね」と
思ってくれてると思うじゃないですか。
しかし、そこはスト様、
キューを握って、
ガンガンスピン効かせまくりで転がしてるうちに
(この時の球もすごかった。曲球みたいで)、
そんなこと忘れちゃってる訳です。
「どうよ、今の押し球すごいだろう?
このシャフトにしてからシナリがさぁ。
やっぱ、CUETE×を止めて、
新しいキューにしてよかったよ! ガハハ」
っぽいことを
本人は僕に直接まくしたてるんです。
よくわからないから、こっちは
引きつり笑いを浮かべてるだけになる訳です。
そういうのが3度続いたんですが、
遂に4度目、スト様、ハッとなさいまして、
僕ににじり寄って一喝、
「そうか! キミは! 英語が! できないのか!
ハァーン!」(これはわかった)。
目ン玉ひん剥きながら。
文節区切って。
ハァーンって、哀れみのジェスチャーで。
いやー、あの顔は今でも思い出す。
「キター!」と思って、
一層好きになりましたよ、僕は。
で。
この話、何が残念かって、
不肖B.D.、
実は四大の英文科卒だってことですね。
ハァーン(哀切)。