「今まで練習でもあんなに成功させたことは
ありません。得点にも成功率にもびっくりです」
と、試合後の小林英明プロ(JPBF)。
昨日の
『全日本アーティスティック選手権』の話です。
小林プロは素晴らしいプレーで、
試技を成功させまくって優勝しました。
成功率は実に82.5%でした
(2位の選手が62.5%だった)。
ディフェンディングチャンピオンの
「ハジメくん」こと、
渡辺元(はじめ)プロは波に乗れず4位。
2位は加野耕平アマで3位は原田直樹アマでした。
この両アマの活躍も素晴らしいものでしたが、
小林プロとしては、
プロの意地でタイトルを守らなければ、
という思いもあったのではないかと思います。
「はい。ありました。
『あ、ハジメが当ててない。
じゃあ、僕が頑張ろう』と。
それにしてはできすぎでしたけど(笑)」
このやりとりが聞こえたハジメプロは、
ええ、すみませんでしたねー、の顔。
この2人は師弟関係にあります。
「たぶん、ハジメがもっと当ててたら
僕はあそこまでのプレーはできてなかったでしょう」
ハジメプロ、
へぇ、ごもっともで、の顔。
今回全日本アーティスティックに初出場した
廣島アマはこう言います。
「何に驚いたかって、
小林プロのあの集中力です。
ああいう痺れる局面になってきて、
当たらなくなるのではなく、
普段以上に当てるようになっておられた。
あれが経験豊富なプロの底力なんでしょうか」
僕が観ていても、小林プロは
確かに「ゾーンに入ってるっぽい」のですが、
普段通りに撞いているようにも思えました。
なので、きっと練習でもこのぐらい撞けていた
ことがあるんだろうなぁと思っていたところ、
冒頭のコメントだった訳です。
一体小林プロのスイッチはどこにあって、
今大会では誰が(何が)それを押したのか。
近日、インタビューをしようと思います。
…………
上の写真は、表彰式での小林プロwith奥様。
この奥様(小林諒子さん)、
女子スリークッションのトップアマとして
色々な大会にも出ていますので、
ご存じの方も多いと思います。
いつお見かけしてもキュートです。
可憐です。
しかし、
試合後の打ち上げでは、
率先して黒マジックを握りしめ、
嬉々としてご主人の顔にラクガキをしておられました。
な、なんたる小悪魔か……。
これが野方の流儀なのか(いや違う)。
長い夜になりそうな予感がしました。
……ので、ドロンします!(逃)
↑Facebookページでもアップしましたが、大野選手のマッセ成功シーン