先日の『ジャパンオープン』で、
初優勝を飾った土方隼斗プロ(JPBA)。
実に10年ぶりの日本人チャンピオンの誕生です。
国内ポケットビリヤード界としては、
「偉業」と言って良いと思います。
その隼斗プロの優勝祝賀会が、
都内の某パーティスペースで行われました。
偶然なんですがこの場所は、
何年か前に藤原貴志プロと並木咲子プロ(共にJPBA)の
結婚パーティをやった場所でした(フロアは違いますが)。
(余談ですが、その結婚パーティーは、
ビリヤードテーブルが常設されているフロアで
行われました。
歓談タイム中に
誰かがそのテーブルのラシャにコーラをこぼしてしまい、
横田英樹・JPBA東日本ブロック長自ら
必死に拭いていた光景を今も思い出します)
1Fのロビーを通った時に
「あの結婚パーティはやっぱりここだった!」と確信し、
とても懐かしく思いました。
今回の主催者は全くそのことは知らずに
ここを予約したそうです。
なんでしょうねぇ、この偶然。
JPBA的に縁起の良い場所なのかもしれませんね。
さて。
そもそもこの祝勝会は、
今はもうない調布のビリヤード場『クラウドナイン』の
お客さんだった方々が中心の集まりでした。
隼斗プロはプロ入り直後からクラウドナインに
専属プロとして永らく勤務していたのです。
きっと皆さん、今となっては
別々の場所でビリヤードをしていると思います。
でも、今回の隼斗プロの優勝がきっかけで
こうやって久しぶりに集合できたかと思うと、
ちょっと胸アツです。
僕や僕の仲間(メディア関係者と言いましょうか)は、
そこに追加で混ぜて頂いた格好で…………。
主催者であるTさんが
ご厚意で僕らにも声を掛けて下さったので
参加することができたのです。
お誘い頂き、誠にありがとうございました。
(普段、僕らメディアが、
プロ選手の内々の祝勝会に参加することは
滅多にないのです)
この祝勝会でどんなことがあって、
隼斗プロがどんな行動・言動をしていたか、
さすがにそれをここに書くのは野暮というものでしょう。
ただ、CBNTのGさんがこの会のために、
ジャパンオープン・ファイナルの
映像編集を大至急間に合わせて、
場内で上映したのは最高の演出でしたね。
それを見ながら、
「僕、ここで涙を堪えてたんです」
「僕は泣いてたなぁ」
……などと、問わず語りに僕に教えてくれる人の
なんと多かったことか。
また、隼斗プロの、
参加者の皆さんをもてなす姿勢が
実に素晴らしいものだったということは、
「柱の影からじっとり見守る系」の、
元・隼斗プロ担当編集者・僕が、
自信を持ってご報告いたします。
元々隼斗プロはほとんどお酒を呑みません。
今日も乾杯の時にビールのグラスに
口を付けた程度だったと思います。
なのでアルコール抜きで
自身のテンションは一定のまま、
アルコールが入ってテンションが上ってる
方々(僕含む)と談笑していました。
その「主役なんだけどホスト役」に
徹していた感じの隼斗プロが実にカッコ良かったです
(ちゃんと食事はしたのだろうか)。
「キューケースを持たずに都心まで
移動してくることはなかなかないですよ(笑)」
と隼斗プロ。
でも、今日に限ってはそれで良かったんです。
大きな花束を持って帰らないといけないんですから。
本当におめでとう!
…………
……と、この原稿を、
僕は東京・大塚のビジネスホテルで書いています。
日付が変わって今日、
このイベントを取材するため、
自宅(横浜市)には戻らず、
大塚に「前乗り」することにしました。
大塚はれっきとした山手線の駅なんですが、
マイナーっちゃマイナーなので、
とても宿代が安い街なのです。
(大塚、巣鴨、駒込、田端、西日暮里、日暮里
あたりは総じてビジネスホテル代が安いので、
関東に出張で来る方々にオススメしますよ!)
2週間ぐらい前、ネットで宿の予約を終えた僕は
「大塚は宿が安いなぁ」とTwitterで呟きました。
そうしたら、JPBA青木亮二プロ
(現・愛媛県在住。以前はうどん県在住)に、
「僕も東京遠征で大塚に泊まったことがあります。
でも、僕が泊まったところは、
スーツケースが開けないほど狭い部屋でした」
という返信を頂きました。
はははは!
スーツケースが開けないって、どんな?
そんな部屋滅多にないし!
話、盛ってるんでしょ?
……と思ってたら。
ああ、こういうことって本当にあるんだねぇと、
納得してます、なう。