グランプリイースト第6戦が終わりました。
すでに紹介済みですが、フォトギャラリーはこちら。
優勝は栗林達プロ(JPBA)。
会場となった『ミスタースポーツマン中延店』で、
3年連続の優勝となりました。
これもまた、「新記録」かもしれません。
「このお店と相性が良い……んですかねぇ。
ここで行われたグランプリイーストの
予選では負けてたりするんですけどね(笑)」(栗)
しかし、
現在の日本のトップグループの一人であり、
JPBA年間統一ランキング1位('11年)の経験が
ある栗林プロでも、
公式戦で約1年間勝てなかった訳で、
競技ビリヤードの世界の厳しさというものを
思わずにはいられません。
また、実績ある人ほど、ちょっと成績が出ないだけで、
「最近勝ってないよね」なんて言われてしまいます。
それはツライだろうなぁと思うのです。
栗林プロ本人は言明しませんでしたが、
「ホッ」とする気持ちもあったのではないかと思います。
で。
ひょっとしたら、その点では、
今日の栗林プロのファイナルの相手、
山本久司プロの方が、
近年、ツラい思いをしているのかもしれません。
山本久司プロは'03年に
JPBA年間統一ランキング1位に輝いたほどの名手ですが、
記録を辿ると、なんと'06年の
『東北オープン』以来勝ち星がありません
(※トーナメント活動をしていなかった時期もあります)。
今大会で、山本プロはベスト16から、
内垣建一プロ、西嶋大策プロという
実績あるプロ2名を倒し、
セミ・ファイナルでは、
『国内公式戦5大会連続優勝記録』の掛かっていた
今、バッチバチの若侍・土方隼斗プロを
ガシッと止めることに成功しました。
その後、
ファイナルで栗林プロに敗れてしまう訳ですが、
この日一日を通して、技術や戦い方に
往時の「らしさ」が溢れていたと僕は思っています。
そしてまた、
「ベテランの意地」というものを隠しもせず、
歳下のプロ達に正面からぶつかっていた
ようにも見えました。それがカッコ良かったです。
…………
あ、すっかり、このGPE-6終了後の
ランキングのことを書くのを忘れていました。
それは近日また。