結果に触れるのが遅くなりましたが、
週末、アメリカでは『USオープン』が行われ、
アメリカのトッププロ、
S・V・ボーニングが3度目の優勝を果たしました。
そのボーニング、
今年も『全日本選手権』に参戦するのでしょうか
(正式な海外選手のエントリーはまだ公開されてはいません)。
来るのであれば、
尼崎でどんなプレーを観せてくれるか楽しみですね。
…………
さて、USオープンに出ていた
JPBAの5名のプロは無事に一昨日(月曜日)、
帰国したようです。
日本人の最高成績プレイヤーは
土方隼斗プロ(17位タイ)でした。
その隼斗プロご本人から、
コメントと写真を頂いたので以下にアップ!
まず、写真から。
次に隼斗プロのコメントをインタビュー形式で。
…………
――どうでしたか? 今回のUSオープンは。
「途中から楽しめました。
着いてすぐは、
一昨年と違う会場で、狭くなっていて、
特にサブ会場は台間も狭くて、
『こんな場所でやるのかよ……』って感じでした。
そうしたら案の定、1回戦はサブ会場の
一番撞きづらいテーブルで試合をすることになって……」
――Twitterなどでも、そのテーブルのことについて
結構アツくなっていましたね。
その試合、相手はカナダのE・ヒューライフスンでした。
「はい。上手い選手だったのですが、
USオープンのこのフォーマットで
シュートミスなしで撞かれてしまい、
自分もミスがなかったのですが、
久々にというか初めて海外で心が折れました。
『また世界選手権みたいにチャンスなく負けるのか』
という気持ちと、
『日本からわざわざUSオープンを楽しみに来てるのに
こんな台で撞かされて……』など、色々考えてしまって」
――そこで敗れて敗者側に回って。
「はい。でも、そこから気持ちを切り替えられて、
本会場でプレーできた時は楽しかったですね!
R・フンダル(インド)にも勝てましたし、
やはりE・ストリックランド(アメリカ)に
勝てた事は一番大きかったです。
USオープンを一番勝ってる人と
USオープンのTVテーブルでプレーできる
ということだけでワクワクしました」
――会場の注目も集めていたようですね。
「ええ。観客席は満員で、
名だたる世界のタイトルホルダー達が
みんなストリックランド見たさに見ててくれましたから。
僕は初めてストリックランドと試合をしましたが、
これは最高の舞台だなーって(笑)。
試合中はかなり楽しめました。
英語でいろいろ愚痴を言われながらやっていましたが……、
僕のシュートミスはほぼなく、
いろんな人が見てる前で最高の試合ができたと思います。
今回はこれだけでも
アメリカに来た価値があったかなーって思います」
――その後、日本人対決(vs内垣建一プロ)も制して、
敗者8回戦で、今年のジャパンオープンの決勝戦の相手、
L・V・コルテッザと再び対戦しました。
「あの試合はどうしようもなかったです……。
0ー10と相手にリードされてしまい、
その間、僕は1球も球を入れられなかった。
あんな経験は初めてです。
コルテッザもすごく良かったし、
僕にとっては展開も悪く何もできなかったです」
――わかりました。総評を頂けますか?
「いろんな経験をしたUSオープンでした!
来年もあの会場なら行かないかもしれません……。
ただ、確実に前回来た時より、
自分が強くなっている実感はありました」
…………
隼斗プロ、ありがとうございました!
週末には『グランプリイースト』の最終戦を
控えていますから(現在GPEランキング3位)、
遠征の疲れを取って
元気な姿を見せてもらいたいと思います。
…………
余談ですが、
USオープンと同じ頃、
日本では兵庫オープンが行われていましたが、
そこにB.D.(僕)が参戦し、結果が『MM』だったことを
後で知った土方隼斗プロの一言。
「負け―負け…………だめじゃないですか( ´△`)」
以後、気を付けます。