一昨日終わった
『グランプリイースト第7戦』(最終戦)の
アレコレです。
まず、フォトギャラリーはこちら。
…………
次に、
GPE2013年間最終ランキングは以下の通りです。
栗林達プロが、土俵際でも焦らない横綱のような
強い勝ち方で優勝を飾り
(GPE-6からの連勝を決め)、
年間MVPをも手にしました。
もし栗林プロがファイナルで敗れていた場合は、
Top3に入れず4位になっていたところでした。
特に決勝戦(vs 初優勝をかけた津堅翔プロ戦)は、
ヒルヒルマッチ(8ゲーム先取の試合の7-7)になったので、
観ている側もドキドキものでしたね。
…………
最終戦(第7戦)終了時の2013GPEランキング
(※カッコ内は前節からの上下と順位)
1 栗林達 940 (↑/4)
2 土方隼斗 900 (↑/3)
3 赤狩山幸男 900 (↓/1)
4 羅立文 880 (↓/2)
5 井上浩平 760 (→/5)
6 塙圭介 720 (↑/10)
7 鈴木清司 700 (→/7)
8 照屋勝司 700 (↓/6)
9 菅谷慎太郎 680 (↓/8)
10 高橋邦彦 660 (↓/9)
※土方プロと赤狩山プロ、
それと、鈴木プロと照屋プロはポイントが同じですが、
JPBA全日本統一ランキング(9月)で勝っている方が
上位になっています。
※アマチュアランキングも確定しました。
1位は酒井大輔選手。
アマ出場総数175名のトップです。
※プロ・アマ、ランキングに関して詳しくは
GPEオフィシャルブログをご確認下さい。
…………
ということで、お待たせしました。
試合直後の
栗林プロのミニ・インタビューです。
…………
――おめでとうございます。
「非常に非常に嬉しいです。
一番嬉しいことは何か、わかりますか?」
――優勝したことですよね?
それともGPE年間ランキングMVPになったこと?
あるいはその両方?
「その2つも嬉しいですが、
一番は、自分の今日の勝ち上がり方です。
今日の決勝トーナメントで、
羅プロと土方プロがいるあの厳しい山に入って、
そこを勝ち上がって来たことです。
そして、4試合中3試合がヒルヒルマッチで、
全てギリギリのところから逆転で勝てたことが
本当に嬉しいですね」
(※ベスト16 vs羅立文 8-7
ベスト8 vs小川徳郎アマ 8-4
準決勝 vs土方隼斗 8-7
決勝 vs津堅翔 8-7)
――しっかり真っ向勝負で勝ち切った印象です。
「羅プロ戦と土方プロ戦はホントそうでしたね。
例えば羅プロのセーフティとか
土方プロの攻めのショットを見て、
『いやぁ、ナイスだなぁ』と思うし、
それはもう完全に認めています。
その上で、自分の力が出せたと思います。
ベスト8は、小川アマもとてもしっかりした
球を撞く選手なので全く油断はしていませんでした。
ファイナルは、初めの内、
僕が受け身に回ってしまいましたね。
そうすると、津堅プロは攻撃力が高い選手なので、
当然すぐに劣勢に回ってしまいます。
あそこから立て直すのはキツかったですけど、
それができて本当に良かったです」
――どの試合も、終盤のマクリ劇は
海外トッププロのような迫力と逞しさがありました。
「いや、自分ではまだ世界の一流どころには
届いていないと思っています。
研究も経験も足りていません」
――今年は年明けから優勝がなく、
9月のGPE-6が1勝目で今回が2勝目でした。
「悪い精神状態にも陥りましたが、
9月頃に復調したと言いますか、
勝ててないことを気にしなくなりましたね。
だから良い球が撞けているのかもしれません。
それと、誰と戦っても相手を
認められる状態になってきました。
『誰にも負けるということがありえる』と思っていて、
それでも対処できるだけの強さが
備わってきているなと感じます。
一言で言えば、苦しい展開でも
耐えられるようになっています」
――良い状態で全日本選手権に向かえそうですね。
「そうなんですが、全日本選手権は
他のプロ公式戦とはまた違うステージですからね。
出てくる選手全員のモチベーションがとても高いですし、
色々なことでメンタルが揺さぶられる試合です。
ですから…………楽しみですね(笑)」
…………
栗林プロ、ありがとうございました。
この日、会場にはファイナリストの
栗林プロ・津堅プロそれぞれのご家族
(奥さんとお子さん)が応援に見えていました。
僕が栗林プロにコメント取材をしている時、
ジュニアの子守をしていたのは赤狩山幸男プロ。
クリジュニアはカーリーに懐いておりました。
「お、今日は泣かへんなぁ。
あのカメラ持ったおっきな兄ちゃん見て!」(カーリー)
……というのが下の写真です。
この後、2人でボール遊びをしていました。