先週末の
『全日本プロスリークッション選手権』
(アダム杯)で優勝し、
JPBF年間3CランキングでもMVPに輝いた
船木耕司プロ。
その談話が入ってきましたのでお届けします。
…………
船木耕司(Koji Funaki)
9名リーグ戦(40点ゲーム)で6勝2敗。
梅田竜二、界敦康と獲得ポイントで並ぶも
アベレージ差で優勝。
今回を含めて、過去10回出場し、
決勝リーグには8回進出している。
2012年大会までの最高位は2位が2回
(2007年&2008年)。
そして今年、JPBF年間3Cランキングの
1位(MVP)にも輝いた。
これは自身2度目のこと(1度目は2008年)。
――優勝おめでとうございます。
「とても嬉しいです。
9名のリーグ戦で勝つのは本当に難しいですね。
今までなかなか勝てなかったですからね。
2位もあったかどうか……」
(※上記のように2位は2度あった)
――大会初日から勝ち続けていましたね。
「はい、初日が4戦全勝で、
2日目も初戦の小林英明プロ戦に勝ちました。
その時点で年間3CランキングのMVPが決まったので、
ちょっとホッとしたのもあるし、疲れもあって、
気持ちが緩んだんでしょう。
6試合目の梅田竜二プロ戦を落として、
次の界敦康プロ戦も負けて……」
――その時、界プロに40点12イニングという
日本新記録を出されましたね。
「いやぁ、よく撞けてましたよ、界プロ。
あれは本当に良いプレーだったと思います」
――しかし、船木プロとしては
2つ星を落として、後がなくなりましたね。
「はい。結果的には、
僕が新井達雄プロとの最終ゲームに勝ち、
梅田プロが甲斐譲ニプロに負けて、
6勝2敗で並んで、自分がアベレージ
1.484(梅田プロは1.425)で勝てました。
この2試合は隣同士のテーブルだったので、
甲斐プロがよく当てておられるなぁと
チラチラ見ていました(笑)。
僕も全く気を抜かずに撞いていましたけど」
――そして、年間3Cランキングも2度目のMVPです。
「それはもう嬉しいですよ。
2008年に初めてMVPになりましたけど、
その時より今回の方が嬉しいです」
――それは、今年は全日本選手権も獲っているから?
(※優勝インタビューはこちら)
「そうです。
やはり『全日本選手権を獲ってMVPになる』
というのが国内で最大の目標ですから」
――今年は全日本選手権含めて4勝(※)
されていますし、満足度も高いのでは?
(※全日本選手権と今回の全日本プロ3Cの他は、
『東北3C選手権』と『JBPF東日本マスターズB.A.Z.戦』)
「何と言うか、ツイてましたよね、色々と(笑)。
満足度が高いというか、良い年になったなぁと」
――一年を通して活躍できた理由は、
ご本人はどこにあるとお考えでしょうか?
「全体的にリラックスして撞けたことだと思います。
肩に力を入れすぎずプレーできたというか。
来年も同じようにリラックスして撞きたいですね。
挑まれる側になるので、簡単ではないですが、
出る試合全てで良い成績を出せたら、と思います」
――東北のキャロムファンが、
船木プロの活躍に刺激を受けていると聞きました。
「そう……みたいですね。
いや、僕の方こそ、東北の皆さんに
よく応援してもらっているし、
活躍すると喜んでもらえるのでありがたいです。
そうやって僕が活躍することで、少しでも東北の、
いや、東北に限らず全国の
キャロムビリヤードファンに良い影響を
与えられるようなら嬉しいです」
…………
船木プロ、ありがとうございました。
優勝した晩は、
やはり恒例の打ち上げで痛飲されたようで、
「美味しいお酒をたくさん呑みました。
記憶があまりないですけど(笑)」
とのことでした。おめでとうございます!