マイキューを持つと、
色々とイジりたくなるのが人情というものですね。
簡単に撞き味・打感・球質を替える方法として
「タップ交換」がありますが、
手早くストロークスピード(キュースピード)や
バランス(キューの重心)を調整し、
振り易さ・打感・球質などを替える方法として、
「キュー重量の変更」が挙げられます。
こだわる人は1グラム単位で調整し、
より自分に合った振りやすい
重さを追求するほどです。
実際にキューの重さをどう変えるかというと、
キュー尻のバンパー(ゴム)を外して、
バットの内側にウェイトボルトを入れたり、
始めから入っているボルトと
取り替えたりするのが一般的。
(※重量調整ができない構造のキューもあります)
例えば、Mezz(株式会社三木)の
ほとんどのポケットキューとキャロムキューは、
ウェイトボルトの着脱ができる構造になっています。
Mezzキュー用ウェイトボルトは
ビリヤードグッズショップなどで
市販されています(バラ売りで)。
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前口上が長くなりましたが、
ここで新商品のご紹介。
今までバラで買うしかなかった
Mezzのウェイトボルト5種と
オリジナル六角レンチをセットにした、
『Mezzバットウェイトカートリッジセット』が
この2月に発売されました。
僕も早速ゲットしたので、写真でご紹介しましょう。
※Mezz Facebookページも参考に!
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●所有欲をくすぐるケース
合皮製のしっかりとしたケースです。
写真では見づらいですが、
ファスナーとフックが付いてます。
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●工具好きにはたまらない意匠
ファスナーを開けると、
ボルトとレンチが1本ずつ整然と収まっている!
三木さん、几帳面ですね(笑)。
右側には多目的に使えるポケットも。
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●ボルトは0.25oz~2.0ozまで5本アリ
「oz」とは「オンス」。重さの単位です。
キューの世界は大抵オンス表示ですね。
一般的に、キューの重量は、
19.0oz〜20.0oz弱のものが多いでしょうか。
1オンス=28.34グラム。
100円硬貨約6枚分です。
上の写真のボルトは、左から、
0.25oz
1.0oz
0.5oz
1.5oz
2.0oz です。
5本ある内の
真ん中のボルトが長い割に軽い(0.5oz)のは、
材質がアルミだから。
そして、
ハンドルがついたT型六角レンチが標準装備。
これは回しやすそうです。
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●キュー尻のバンパーを外す
ボルトの着脱をするには、
まず、バットエンド後端の
ラバーバンパー(尻ゴム)を外します。
Mezzのバンパーはネジ切りされているので、
回しながら外します。
結構固く締まっていることがあるので、
プライヤー(ペンチ)があると楽かも。
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●ボルトを入れる(交換する)
Mezzキューは
工場出荷時にウェイトボルトを入れ、
19.0oz~19.5ozになるよう
作製されているようです。
今回はそれを外して、試しに
一番重い2.0ozのボルトを入れてみました。
ボルトを抜く時は反時計回りに回転。
取り付ける時は時計回りに回転。
オリジナル六角レンチを使って、
ネジ山を舐めないように丁寧に回します。
2.0オンス=56.7グラム。
ウェイトボルトを装着したキューを
振ってみたところ、
重さの違いをはっきりと感じました
(100円硬貨12枚分ですからね(^^))。
これはボルト全種類試したくなりますね。
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自分のストロークやプレースタイルに
一番合うキューの重さはどのぐらいなのか。
ボルトが5本ワンセットになっている
このウェイトカートリッジセットがあれば、
じっくり研究することができそうです。