千葉県市川市のビリヤード場
『R-POOL』さんを訪れました。
ここが練習場所の一つであり、
「ずっと心のホーム」だと言うのが
「車椅子ビリヤードの女王」と言われる
緑川真紀さんです。
緑川さんのことは、
これまでBDでも2度記事にしていて
メールや電話でのやり取りはありましたが、
ようやくちゃんと対面して取材ができ、
撞いている姿も撮らせてもらいました。
「最近はあまり練習できてなくてー」
と緑川さんは明るく笑っていましたが、
一連の車椅子さばきとキューさばきとに
見惚れてしまいました。
スタンスを決めるところ
(※2つの車輪がスタンスです)から、
構えに入ってショットするまでの動作が
トトトッ……と美しく流れていきます。
ご本人は「慣れですよ」と言うのですが、
ルーティンにまで落としこんで、
このスピードでやり続けられるようになるのは
どのぐらいかかるのだろう……と、
長い修練のことを思いました。
そして、その緑川さんが、
「ステキな老紳士すぎて
試合会場で逆ナンしちゃったの(笑)」
と言う、
テンガロンハットがとてもよくお似合いの紳士が
現在67歳の北村邦雄さん。
59歳でビリヤードを始め、今なお成長中。
すでにシニアアマ公式戦でタイトルを
2つ獲っています。
その内の1つが、
2012年の『プレ国体』と同時開催だった
『ゆりーと杯・シニアの部』。
緑川さんはこの時に北村さんを
「ナンパ」したようですね(笑)。
それ以来、2人は連絡を取り合い、
一緒にビリヤードをする間柄になったのだとか。
それにしても、北村さんは本当にお若い。
ルックスもプレーもトークも、
全てがシュッとしていてスマートです。
また、腕前も現在Bクラスとのことですが、
Aがはっきり見えている。そんなレベルです。
僕、ジャストナイン(1ゲーム先取)勝負を
挑みましたが、撃退されました……。
さすがは、
「キヨシ師匠」こと鈴木清司プロ(JPBA)や、
「キクシマンテ」こと菊嶋淳史プロ(JPBA)の
お店で撞いている方だなと。
さて、
今回は緑川さんと北村さんにご登場頂いて
対談(座談会)取材をしました。
両名の考える
「ビリヤードの魅力」であるとか、
車椅子ビリヤードやシニアビリヤードの
実情(の一端)を語って頂いたのですが、
もう目からウロコのエピソードや
ビリヤード観がいっぱい。
この対談は、
4月4日発売のCUE'S誌に載ります。
CUE'S誌に載らない話や、
取材時の様子などは
BDで追々お伝えしていきます。
いやー、僕も取材者の立場を忘れて
お喋りに熱中してしまいました。
いつだってビリヤードは楽しい。
痛感。
(※一番上の写真の後列右側は
R-POOL店主の井上さんです。
今回はとてもお世話になりました。
末筆ながら御礼申し上げます)