〈BD〉神奈川・鶴見『アロウズ』新章へ。そして、田口憲司プロ引退……

Arrows Girls !
Arrows Girls !

 

トップアマ夫妻が

ビリヤード場オーナーになりました。

 

…………

 

神奈川県の鶴見エリアで丸13年。

 

国道1号沿いにある『アロウズ ビリヤード』。

 

こちらは、「国際派ハードブレイカー」の

JPBA田口憲司プロのお店でしたが、

 

この度、田口プロが経営から退くことになり

(※JPBAプロも引退しました)、

 

神奈川のトップアマである

丸岡良輔選手・文子選手(旧姓・最首)夫妻が

アロウズを引き継ぐことになりました。

 

3月1日から新体制での営業になっています。

 

住所も店名も内装などもそのままで、

経営権だけが変わる形です。

 

丸岡夫妻
丸岡夫妻

 

……というお知らせを

先日奥様から頂きまして、だいぶ驚きました。

 

確かに丸岡選手はアロウズができて以来ずっと、

 

ある時はアルバイトまたは社員として、

ある時はお客さんとして通っていた

いわば「生え抜き」なので、

 

この後継人事というか人選は

考えられないこともないことなのですが、

 

単純に急なお話だったのでビックリ。

 

丸岡選手自身も、

田口プロから打診された時は驚いたそうですが、

 

「2、3年ぐらい前から、

『ビリヤード場をやってみたい』という思いが

ありましたので、有り難くお受けしました。

 

『まさか自分が育ったアロウズをやるとは』

とも思いましたけれど(笑)」

 

とのこと。

 

新体制移行に際して、

大きなリニューアルが行われる訳では

ありません(※ラシャは張り替えるそうですが)。

 

ポケットビリヤードテーブル7台、

ダーツ5台というのも、そのまま。

 

でも、この先、

夫婦で少しずつ手を入れていくのでしょう。

どういうお店になっていくのか楽しみですね。

 

「僕はアロウズで10年勤務しましたし、

 

奥さんも5年ほど都内ビリヤード場での

勤務経験があります。

 

2人の経験を活かして、

 

皆さんに気軽に立ち寄って頂けるような、

明るくオープンなお店にしていきたいですね」

 

元気でビリヤードに熱いあの奥様がいれば、

間違いなく明るいお店になりそう(笑)。

 

「今もう奥さんがやる気満々なんです。

僕が引っ張られているような……(笑)」

 

ええ、想像できてしまいます。

 

「いやホント逞しくて……

あ、それはともかくですね、

 

やっぱり地元である

神奈川県のビリヤードを活性化できたら

と思っていますので、

 

アロウズで一人でも多く神奈川の

ビリヤード人口を増やせるよう、

 

頑張ってやっていきたいと思います!」

 

ぜひ!

 
田口憲司(JPBA)
田口憲司(JPBA)

 

さて。

 

アロウズの経営から退いた田口プロは、

同時にJPBAプロも辞めました。

 

以前、僕も仕事や遊びで度々アロウズに伺い、

田口プロにも色々とお世話になりました。

 

ご挨拶のお電話をしたところ、

有難いことに談話を頂きましたので、以下に。

 

「昨日(2月28日)が自分にとっての

アロウズ最終日でした。

 

たくさんのお客さんに集まってもらえて、

『今までやってきて良かったなぁ』と

つくづく思いました。

 

皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

お店を辞めることとプロを辞めることは

以前から頭にあったことではありました。

 

僕の中ではその2つはワンセットだったので、

どちらかだけを続けるという考えはありませんでした。

 

プロを辞めるのはもったいないと

おっしゃって下さる方もいますが、

惜しまれるうちが華かなと考えています。

 

それで、マル(丸岡選手)に告白したんです。

 

『僕は両方辞める。

この店をやってみる気はあるか?』と。

 

彼も急な話で驚いていましたが、『やりたい』と。

継いでくれることになって良かったです。

 

『自分のお店なんだから、

名前も好きにして良いんだよ』と言ったんですが、

 

『アロウズのままでいきたい』。

 

いいのかなって(笑)。気持ちは嬉しいですけど。

 

でも、ものすごくビリヤードに対して情熱が

ある夫婦ですし、人から愛される2人なので、

きっと良いお店になっていくと思います。

 

たぶん奥さんが引っ張る形かな(笑)。

 

新しいアロウズを、よろしくお願いします」

 

田口・元プロの今後の進路は未定です。

 

ひとまず、約13年のアロウズ経営と

約17年のプロ生活、お疲れ様でした。

 

 

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