約2cm四方の
青い宇宙が広がります。
達人が使うと、チョークには
こんなに美しい紋様が現出するんですね。
よく見ると、
四者四様の模様になっているのも
おわかり頂けるでしょうか。
指紋ならぬチョーク紋ですね。
…………
これは先日の
『第9回ヤマニカップ』の
Final Stageに出場していた、
3名の日本人トッププロの
マイチョークを撮ったもの。
(どれが誰のかわかったらすごいです)
4番目のは、同じくヤマニカップの
2nd Stageまで進出した
アマ選手Fさんのチョークです。
4点とも、
BDのFacebookに載せていたんですが、
なかなかの反応がありましたので、
まとめて再掲します。
トップ選手達は
チョークの使い方も美しい。
このような手裏剣型あるいは
プロペラ型に減って行くのが、
理想的なチョークの塗り方と
言われています。
程よくキューを回しながら
程よくチョークを傾けて、
一定の力加減と
一定のリズムでシャリシャリと。
すると天面がこんな風になっていくのです。
ひとたび
そのプレイヤーの塗り方に即した形状に
「育って」しまえば、
(同じ人が使い続ける限り)
塗りムラは出ないことになりますし、
また、長く使えるという訳です。
特に塗りムラが出ないというのは、
一発のキューミスが命取りとなり、
一球のスピンの乗り具合が
勝敗の行方を左右する場にいる
競技派プレイヤーにとっては
大事なことで、
だからこそ、
マイチョークを持ち、
育てる意味がある訳です。
それにしても、
この紋様には萌えますね。
マイチョークは一応使っているものの、
真ん中にキュー先を突っ込んで、
ただすり鉢状に減らしてるだけの人、
すなわち僕は自戒せねばなりません。
うーん、
こんな手裏剣型に減らしたいな。
もう一度塗り方を練習するかな……。