東京の『サンビリ荻窪店』で行われていた
ナインボールのNo1ジュニア決定戦、
『全日本ジュニア』
(JOCジュニアオリンピックカップ)は、
神箸渓心選手(中部)が
ファイナルで佐々木海選手(シード)を破って
優勝を飾りました。
神箸渓心選手は、
神箸久貴プロ(JPBA)の息子さんです。
…………
僕は初めて神箸選手を観たのですが
(ほとんどの選手が初めてでしたが)、
物怖じしない印象を受けましたし、
ショットがはっきりしていますね。
スヌーカーの修行で既に国内外の遠征を
経験していることが生きているのでしょう。
メンタルがタフな印象でした。
惜しかったのは準優勝の佐々木選手。
総合力の高いプレーを展開していて、
予選リーグも決勝トーナメントも
全勝だったんですが
(※神箸選手にも2度勝っていたんですが)、
最後だけ神箸選手に負けました。
以下、3位は田中汰樹選手(中部)
4位は紅一点の奥田玲生選手(関東)
…………
試合会場にいたジュニア選手は12名。
プレースタイルも背格好も、
(なんとなく窺い知れる範囲で)性格も様々。
しかし、ここには日本の競技ビリヤードの
将来を担う「逸材」「原石」ばかりでした。
それは間違いのないことでしょう。
皆がプロ志望という訳ではないと思いますが、
ぜひ競技を続けていって、
若きトップ選手として更に活躍してほしいですし、
それぞれの地域で、
同世代や後輩達のリーダー的存在に
なっていってほしいですね。
ほとんどの選手が
家族や友人を伴って来ていたようで、
ギャラリースペースもなかなかの賑わい
(教え子の応援に駆けつけた
西日本のプロの顔もありました)。
試合ではあるけれど、
殺伐とした雰囲気ではありませんでした。
そんなところからも、改めてこれが
「ジュニアのキュースポーツ」の
大会であるというところを
ヒシヒシと感じました。