11日(日)に『Link北千住』で行われた
JPBA東日本男子プロ公式戦、
栗林達の優勝コメントを以下に。
…………
Toru Kuribayashi
JPBA39期生
1982年6月26日生
福井県出身・東京都在住
愛称は「クリ」「超人」
2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝
2011年『関西オープン』優勝
他、優勝・上位入賞多数
GPEでは通算6勝(第4位)
――強さを感じさせる優勝でした。
「一日を通して見てみると
高いアベレージとは言えないと思いますが、
決勝戦はミスなくいけたので、
ホッとしていますね。
それでも早瀬プロは
追い掛けてくるイメージがあったので
全く気を抜けなかったですけどね」
――全体的に状態が良い訳ではなかった?
「はい。
テーブルコンディションが良くて、
穴幅も完全にノーマルだったですし、
むしろ今日出ていたプレイヤー達は、
プレッシャーを感じていたんではないでしょうか。
少なくとも僕はそうでした。
僕はブレイクだけが良かったという気もしますし、
展開も向いていたと思います。
特に準決勝(vs塙圭介戦)とかね。
だから逆に『流れがあるな』と感じていました」
――次の大きな試合というと
ナインボール世界選手権(6月)になりますか。
「そうですね。
今年もステージ1から参戦してきます
(※昨年はステージ1を突破し、
決勝ラウンド・ベスト64で敗退)」
――栗林プロはいつもテーマを決めて
大きな遠征に行っていますが、今回はどのような?
「どんな状況でも『絶対に焦らない』ですね。
1球1球きちっとリセットして球に向かうこと。
技術や知識は国際舞台で戦えるだけのものが
身に付いてきていると思います。
あとは、
プレッシャーがかかる場面というのが必ずあって、
そこでミスをしてしまうのか、しないのかの差。
してしまうのは色々な意味で
『焦り』が出てしまうからだと思うので、
それを少しでもなくせたらと思います。
……と、その前に、
6月1日には次のグランプリ(GPE-4)が
あるので、まずはそこを頑張りたいですね」
――最後に一つだけ。
左手の親指と中指に付けているグローブの
ようなものは何ですか?
「これは自作しました。
今年の2月ぐらいから使っています。
今、すごく良くてハマってるんですよ」
――普通のビリヤードグローブじゃダメなんですか?
「試したんですけど、どうも合わなくて。
普通のだとラシャ上で手の平が滑ってしまうのと、
スタンダードブリッジの時に、
シャフトが指の輪の中で滑りすぎちゃう
感じがして、どうもダメで。
そうならない形はないのか? って考えて、
水着を切って、縫ってみたんです(笑)」
――ええっ。水着の生地を買ったのではなく、
水着の現品を!?
「そうです。……もうはっきり言いましょう。
これ、オカンの水着なんです(笑)。
それで優勝できたんでね。
書いといてもらえますか、
『オカン、ありがとう!』って(笑)」
…………
オカン、ありがとう!
そんな母の日。