栗林達プロの優勝で幕を閉じた『GPE-3』
(グランプリイースト第3戦。
東日本男子プロ公式戦です)。
そこで「5年ぶりに」決勝ラウンドの舞台を
踏んだのが川本比呂志プロです。
川本プロは予選ラウンドで負けても、
毎回のように運営スタッフとして
決勝ラウンドの会場に来ていることもあり、
もっと頻繁に決勝ラウンド進出をしていたような
気がしていましたが、実際はこれが2度目でした。
(※より規模の大きい『ジャパンオープン』では
2度の決勝ラウンド進出があります)
今回のGPE-3では、
ベスト16で浦岡隆志プロに勝ち、
ベスト8で塙圭介プロに負けて5位タイ。
これは自身最高位とのこと。
川本プロには僕もお世話になることが多いので、
(※BDの体験企画でも登場しています)、
健闘する姿を見られて嬉しかったです。
いい顔をして撞いてましたね。
会場でコメントをもらいましたので、以下に。
Hiroshi Kawamoto
1981年10月2日生 JPBA43期生
――GPEでの決勝ラウンド進出は久しぶりですよね?
「はい。
プロ1年目、2009年の『GPE-3』以来ですね。
いやー、5年間は長かったです(笑)
5年前はベスト16で負けちゃって9位タイ。
だから、今回がGPEでの最高成績ですね」
――決勝ラウンドに進めた嬉しさは?
「予選でプレッシャーが掛かる試合が続いたので
(2戦連続ヒルヒルマッチを戦った)、
残れた瞬間は嬉しかったですが、
それで満足しないように、浮かれないように、
気持ちを抑えていました。
今日は、変に緊張することはなかったですね。
いつも運営のお手伝いで決勝ラウンドに
来ていることもあって、気持ちは普通でした」
――そして、決勝ラウンド1発目は浦岡隆志プロ。
「トップクラスのプロですから、
気合いを十分に入れて試合に臨みました。
終盤にブレイクが良くなり、
なんとかマクる事が出来ました。
最後の取り切りは
心臓が飛び出るんじゃないかくらい緊張しました」
――次の塙プロ戦は?
「ミスもしてしまいましたし……
もうちょっと良いビリヤードをしたかったですね。
それでも、最高成績ですし、
決勝ラウンドで撞けて良かったです。
あ、そうだ。
先輩の西尾(祐)プロに空クッションのことを教わって、
それがすぐに役に立ったんですよ。
『ありがとうございます、西尾プロ』ですね。
そして、
銘苅(朝樹)プロにも日頃からお世話になっているので、
少しは良い報告ができるのが嬉しいですね」
…………
今回のGPE-3には
145名ものプロ・アマが参戦しました。
人数も多く、レベルも高く、
本当に勝ち上がるのが厳しいトーナメントです。
川本プロは一つ順位を上げるのに5年を費やしました。
そんな選手はたくさんいる訳ですが、
その間、生活を維持して練習もし続けなければなりません。
プロは勝たなければ意味がないと言われますが、
プロでい続けること自体がもう一つの競争であることを、
今回の川本プロの「5年ぶりの決勝ラウンド進出」を機に
改めて思い起こした次第です。
ヒロシプロ、また決勝ラウンド会場で会いましょう。
第3戦の結果が反映された
GPEの最新ランキングなどはGPE公式ブログにて。
栗林達プロが1位に躍り出ています。