日本のあちこちに
行ってみたいビリヤード場があります。
島根県の『ヤング』はその筆頭です。
でも、なかなか行けないので、
店主の大武英樹プロ(JPBA)が
マメに更新しているブログを日々楽しみにしています。
ヤングはポケットテーブル5台・卓球台1台という
小~中規模のお店ですが、
ブログからも繁盛店であることが伺えますし、
大武プロが撮る写真には絵心があり、
画像を眺めているだけでも温かい気持ちになれます。
看板猫「ねこまち」さんもよく登場しますしね!
……と、そんなヤングがつい先日、
4日間の店内リニューアル工事を終えたのですが、
写真を見てビックリ仰天。
ほ、ほとんど別の店のようになってませんか!?
床材(カーペット)を取り替えたら、
こうも印象が変わるとは!!!!
劇的ビフォーアフターとはこのことです。
あまりの違いに衝撃を受けたBDは、
費用のことなどひっくるめて……
大武プロに聞いてみた!
…………
「ビフォーの状態の青い床。
これは24年前に張ったカーペットです
(※ヤングの創業は約25年前)。
現役でよく頑張ってくれました(笑)。
同色のガムテープで補修をしながら
なんとか頑張ってきたのですが、
最後はもうガムテープだらけでした……」
(大武プロ。以下同)
「新しく張ったのはカーペットタイルです。
『タピストレッサ』という名前のもの。
費用は約80万円ぐらいでした。
今回は床の張り替えだけじゃなくて、
古いテーブルの解体と処分、
新しいテーブルの設置とラシャ張替など、
まとめて色々とやったので
トータルで100万円オーバーですね」
「テーブルは、
古いガリオンと初期のブランズウィックの2台を、
ブランズウィック4の中古台に変えたんですが、
そのテーブルの本体代はなんと2台で2万円(笑)。
地元のダーツバーが移転することになり、
そこに設置してあった2台を
格安で譲ってもらえたんです。
中古ですが状態はかなり良いです!
中古テーブルの相場はよくわかりませんが
1台十数万~数十万はするでしょうから
助かりました」
「ヤングは今年で26年目。
四半世紀もやってることになりますね。
僕が店を任されるようになって12年。
毎月売り上げから少しづつ貯金をして
やっと今回、床を修繕することができました。
これは全て今までヤングに遊びに来てくれた
お客さんのおかげです。
お客さんが払ってくれたゲーム代から
毎月の自分の給料をもらい、
残ったお金をこのように
全てお店の備品や大規模な改修費に回す。
そして、
設備が良くなればまたお客さんに喜んでもらえる。
この繰り返しが
自営ビリヤード業の楽しみかもしれませんね。
こんなド田舎でも、これからもなんとかかんとか
頑張っていきたいところでございます!
……というか、
こんな田舎の球屋の床の張り替えが
記事として成立するんですか!?(笑)」
…………
いえいえ、大武プロのお陰で、
立派に成立していますm(__)m
BDとしても大変勉強になりましたし、
ビリヤード場経営の醍醐味や難しさを
だいぶ実感することができました。
こういう姿勢で運営されているお店だから
お客さんが繰り返し来てくれるんですね。
他地域のビリヤードプレイヤーや、
多くのJPBAプロ達が、
遊びや仕事で(アクセス至便とは言えない)
ヤングに足繁く訪れているのも、
「ヤングだから」なのでしょう。
BDもより一層行きたくなっちゃいました。
ありがとうございました!
…………
大武プロから頂いた
ねこまちさんの秘蔵カットはまだありますので、
近日中に数点アップしたいと思います。
悶絶必至の可愛らしさですよ♪