〈BD〉もうすぐナインボール世界選手権(男子)。2011年世界チャンピオン・赤狩山幸男の意気込みは!?

 

『チャイナオープン』が終わったと思ったら、

 

次は間もなく

『ナインボール世界選手権』(男子)ですね。

 

今年もカタールの首都ドーハで開催されます。

 

本戦は6/21から6/27まで。

 

ここに土方隼斗、羅立文、田中雅明という

3名のトッププロ(JPBA)が挑みます。

 

そして、その直前に行われる

ステージ1(現地予選)は6/16から6/19まで。

 

こちらには赤狩山幸男、大井直幸、栗林達、

有田秀彰という4名のプロが参戦。

 

※昨年のJPBAランキングの1位から順に

本戦の枠(今年の日本は「3」)が

与えられています。

 

さて。

 

ステージ1に挑むプロ達の中には、

 

2011年にまさにドーハの地で戴冠し、

 

ナインボール世界チャンピオンとなった

赤狩山プロがいます。

 

14日(土)に出発するという

「カーリー」からコメントをもらいました。

 

…………

 

Yukio Akagaryama

 

2011年ナインボール世界チャンピオン。

ニックネームは「カーリー」。

1975年3月13日生まれ。

大阪府出身・東京都在住。

 

JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)32期生

 

 

――もう毎年恒例のカタールですね。

 

「ですね。

 

もう10回目ぐらいになるんじゃないかな、

カタールに行くのは。

 

『アジア大会』(2006年)の合宿と本番で行き、

 

『カタールオープン』で行き、

 

世界選手権で行き、というね(笑)。

 

ただ、世界選手権にステージ1から行くというのは

記憶にないです」

 

――カーリーは、他の国際試合もステージ1から

出たことはそんなになかったですよね。

 

「はい。2011年の北京オープンぐらいですかね。

 

その時は3回(本戦出場の)チャンスがあったんですけど、

 

柯乗逸(台湾)に負け、呉珈慶(元台湾・現中国)に負け、

また柯乗逸に負け、と(笑)」

 

――アジアの若きツートップ。それはタフでしたね。

今、どんな調整をしていますか?

 

「もう普通に。いつも通りに。

 

ステージ1は結構厳しいだろうなと思っているので、

緊張感はありますよ」

 

――中東の国際大会には、

中東系のフィリピン人が多く参戦すると聞きます

(※出稼ぎ労働者など定住している人が多い)。

彼らはかなりやりますよね。

 

「はい、たぶん今回も結構出てくるでしょうね。

 

彼らだけでなく、フィリピン本国からも出て来るだろうし、

 

台湾勢も多いんじゃないかなと思います」

 

――2011年にドーハで初戴冠して、もう3年が経ちます。

 

「そうなんですよね。

 

ドーハという所は、

僕にとって縁起の悪い場所ではないんでね。

 

今回も『ドーハの悲劇』にはならないように

頑張ってきたいと思います。

 

まずはステージ1通過が目標です」

 

…………

 

カーリーにはCUE'S誌の連載

 

『しっとりカーリー10ボールランアウト』

の取材で会ってきたのですが、

 

さくさくさく~っと美しく華麗に連載の課題を

クリア(ちょっと鳥肌モノ)。

 

着実にコンディションを高めているように思えました。

 

乾き切った砂の国でも、しっとりと潤いある

ビリヤードを展開してくれることでしょう。

 

 

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