現在、イギリスで開催中の
既報の通り、日本チームは昨日ロシアチームと
初戦のベスト32を戦いました。
結果は6-6のヒルヒルまでもつれた末、
日本の敗戦(6-7)……。
両チームともにナイスショットもあれば、
まさかのミスやファウルもあり、
また、今年初めて導入された
「30秒ショットクロック」
(「タイムルール」。昨年までは35秒)が、
歴戦の強者である日露の4人から
落ち着きを奪っていたように感じられた、
そんな慌ただしくもスリリングな一戦でした。
ゲーム展開そのものも
ジェットコースターのようでした。
ヒルヒルの最終ラック(第13ラック)の
テーブル図は明日の記事で掲載予定です。
…………
今大会は最初から最後まで
シングルトーナメントのため、
ロシアに負けた時点で日本の世界挑戦は終わりです。
多くの国際大会で導入されている、
「予選リーグラウンド」や
「予選ダブルイリミネーション」とは違い、
今回は一度負けたら終わりなのです。
イギリス・ポーツマスまで約1日かけて遠征して、
1試合・6点で終わり……。
厳しいですが、
それがワールドカップオブプールです。
今もイギリスにいる日本チームの
土方隼斗プロと連絡が取れましたので、
以下に談話を記します。
…………
Hayato Hijikata
JPBA40期生
1989年3月16日生 東京都出身&在住
2013年『ジャパンオープン』優勝、
2013年&2014年『関西オープン』連覇、他優勝多数
2013年JPBA男子年間ランキング1位
…………
――惜しい試合でした。
「両チームともにスーパーショットが多くて、
どっちが勝ってもおかしくない内容でしたが、
結果は日本の負け。残念でした。
7ゲーム先取の勝者ブレイクというフォーマットは、
実際に試合をしていてもあっという間でした」
――田中プロとのコンビネーションは?
「今回初めてペアを組んだのですが、
クッション、セーフティなどに関しては
(技術力の高い)田中プロにお任せして、
シュートは僕が行こうと決めていたので、
その辺りの連携はやりやすかったですし、
ずっと信頼してプレーできていました」
――30秒のショットクロックはどうでしたか?
撞いていてかなり早く感じたのでは?
「はい、30秒はかなり短かったですね。
ヒルヒル(6-6)になった最終ラック、
僕が7で腹切りバンクに行って
外してしまった訳ですが、
あの場面はもう少し時間が欲しかったです。
(※エクステンション〈時間延長。
1ラックに1回使用可〉は残っていなかった)
逆にロシアは、
6-6に追い付いた時(第12ラック)は、
むしろ、30秒という短い時間だから
上手く取り切ったように見えました」
――と、言いますと?
「4番からの取り切りは、
開き直りみたいなショットが続いてましたよね。
あれは時間に追われて深く考えられないまま
撞いたからこそ、良い方向に出たのかなって。
上手く行き過ぎた感のある取り切りでした。
そこに関しては色々と悔やまれます。
もっと時間が使えるルールだったなら、
逆にプレッシャーを感じて、
あんなに上手くこなせなかったのではないかと
思いました」
――なるほど。
「終わってしまったことですけどね。
今回のこの日本ペアでもう少し球を
撞きたかったという気持ちが残っていますが、
楽しくビリヤードすることはできました。
でも、悔しいですね……」
…………
土方プロ、田中プロ、お疲れ様でした。
2人の次の公式戦は北陸オープンでしょうか。
そして、11月には『全日本選手権』もあります。
存分に暴れて下さい!
…………
BD Official Partners :
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED
ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt
末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA
カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation
プレイヤーをサポートするグローブ&パウダー。TIE UP
稀少品、当社オリジナル商品あります。K’sLink
…………
Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ