沖縄から帰って来たBDです。
今回の取材では多くの沖縄撞球人と
言葉を交わすことができました。
この地でビリヤード漬けの青春を過ごした
照屋勝司(31歳)、津堅翔(27歳)という
2名のJPBAプロ、
それから現名人の喜島安広選手(31歳)のことは、
やはりよく話に出てきました。
彼らが10代の頃からいかに強くて、
向上心に溢れていたか。
それを物語るエピソードの数々からは、
今も関東を拠点に頑張っている彼らを
応援したいという気持ちをひしひしと感じました。
そんな郷里の期待の星とも言える
「ビリヤード上京組」の中の、
「ファイナルシーサー」こと照屋勝司プロに、
沖縄ビリヤードの特徴などを聞いてみました。
(※これは現地取材ではなく、
照屋プロが神奈川で勤務中に、
BDが沖縄から連絡して談話を取りました)
…………
Katsuji Teruya
1983年1月11日生
JPBA43期生
2014年北海道オープン準優勝など
上位入賞多数
横浜『ハイランド ビリヤード』所属
――照屋プロのホームグラウンド、
『ブルーリボン』に貼られていた昔の写真、
使って良いですか?(笑)
「うわ~! この時、痩せすぎでしょ。
いやいや、これは使っちゃマズイですよ」
――そこをなんとか。
「うーん、でも、まあ、
この写真だけなら特別にいいかな。
特別にですよ?(笑)」
――この時は17歳ぐらい?
「いえ、もうちょっと若いと思いますよ。
多分15歳ぐらいだったと思います」
――照屋プロ以外の4名の方は、
今もビリヤードをしていますか?
「一番左のヤツは今でもブルーリボンで働いてます
(※最近辞めたとのこと)。
後の3人はもうビリヤードを止めちゃってますね」
――この時はもうすでにAクラスでしたか?
そして、これは何かのチーム?
「いや、まだBクラスでしたね。
これは高校生だけの
沖縄市選抜みたいなチームですね。
この後1年もしないうちに
僕はAクラスに上がらされましたよ」
(※当時県内では
高校生のビリヤード大会というのが
名物イベントになっていて、
多い時で70人ぐらいは出ていたという)
――沖縄で育って今関東にいる照屋プロから見て、
県内と県外のプレイヤーのプレースタイルは
どこがどう違うと思いますか?
「沖縄の人は、本州の人と比べると、
(多人数撞きで「ジャパン」などの
攻めオンリーのゲームを日常的にやって
育ってきているので)
まず球を入れることを意識して球撞きしています。
入れる力は皆強いですね。
良い意味で言ったらかなり勝負強いと思います。
悪い意味で言ったらちょっと雑かな」
――なるほど。
照屋プロ自身もかつてはそうだった?
「そうだったかもしれないですね。
だから、僕の考えでは
沖縄のプレイヤーが本州の試合に出続けたら
かなり強くなると思いますよ」
――入れる力を沖縄で鍛えておいて、
本州で細かい技術や守りを覚えていけば、と?
「まさにその通りですよ。
僕も勝てないことが続いて、
その辺りは色々悩んだ時期もありましたから……」
…………
アマ時代、関東に拠点を移し、
ジャパンオープン3位に入った頃(2008年)の
照屋選手も、
とにかく攻めて決めきる選手でした。
反面、セーフティをするとなると、
リズムが崩れていた姿も見ています。
プロ入り後、時間をかけてフォームや
プレースタイルを変えていき、総合力が上昇。
今は上位入賞アベレージがどんどん高くなっています。
やはりプロの土俵で勝率を高めるためには、
攻め一本では限界があるということなのでしょうか。
余談ですが、
照屋プロは沖縄の大先輩である
「独眼竜」當眞繁信さんとも何度も撞いたことが
あるのだとか。
「よく當眞さんのお店に行って
しょっちゅうやられてましたよ(笑)。
BDさん、當眞さんに会ったんですか?
まだ球撞きしてましたか?
凄いですよね。片目であんなに巧いなんて」(照屋)
その當眞さんの談話も早くまとめなければ……。
…………
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