古屋敷亮一選手の2連覇で終わった
先週の
『全日本アマチュアスリークッション選手権』。
古屋敷選手は約5年前に
ポケットビリヤードからスリークッションに移った
「転向組」だということは、
BDの過去の記事でも記しています。
(※1年前の談話はここ。
今回の優勝直後の談話はここ)
そして、今回はさらに2人の
「元ポケットビリヤードトップアマ」が、
スリークッションに転向して初めて、
全日本アマ3C本戦の舞台に立ちました。
それが下川晃義選手と重田宏之選手です。
…………
下川選手は2004年&2005年
『京都オープン』連覇などの
輝かしい戦績を残しながらも、
その後競技の世界から離れていました。
(2005年全日本選手権での
R・スーケーとの死闘が忘れられません……)
しかし、
昨年からスリークッションに取り組み、
短期間でメキメキと上達。
今年、関西予選を通って本大会に登場しました。
BDは選手リストに下川選手の名前を
見付けた時にはびっくりしました。
もう完全に辞めていたと思ったので。
「撞ける時間は限られていますが、
この先も続けていけたらと思っています」
とのこと。
構えた感じやストロークが、
記憶にある約9年前の姿とほとんど同じで
懐かしさを覚えました。
それにしても……
転向して1年強(2年弱?)で全日本選手権に出るとは、
やはり素養があるということですね。
…………
そして、重田選手は、
小倉『淡路』所属で、
ホームではビジタープロ達と
対等以上に撞くことのできる、
プロキラーとして知られています。
6年前から少しずつ3Cを撞くようになり、
同じく淡路所属の古屋敷選手の活躍に
刺激も受けながら腕を磨いてきました。
今回は九州予選を通っての登場。
ファイナルリーグでは
「試合で初めての」11点ランを出すなど、
「緊張しまくりの焦りまくりでした」
とは言うものの、
勝負強いところを見せていました。
地元で古屋敷選手と競い合いながら、
この先も公式戦を賑わせてくれそうです。
…………
そんな両選手のプレーを見ながら、
大会会場『ヤマニ』の所属プロであり
3C世界チャンピオンである梅田竜二プロと
話をしていましたので、
以下に再現してみます。
…………
――今回、下川選手と重田選手が、
ポケットから転向して、
全日本アマ3Cに初登場です。
「両選手ともポケットの優れた
プレイヤーであると聞いていますし、
実際見たところ、とてもしっかりしていますね」
――どんなところでそう感じますか?
「技術的に言えば、
これはポケットから転向される多くの方に
言えるんですが、厚みで取る球が上手い。
精神的なことを言えば、
非常に勝負強いですね。
試合に慣れているというのかな。
2人とも、試合になっても持てる力の内の
高い割合を出せる選手だと思いました」
――ディフェンディングチャンピオンの
古屋敷選手も元々ポケットです。
「今言ったことは彼にも当てはまります。
特に古屋敷選手は気持ちが強くて
終盤に追い込みがかけられるタイプ。
今回は練習日のプレーも
見ていたんですが、
技術的にも、
今もどんどん上手くなっていると思いました」
――古屋敷選手のプレーのどこかに
「ポケットから転向した人っぽさ」を
感じることはありますか?
「いや、今はもうないです。
完全にスリークッション選手だと思います。
数年前の彼の姿を知っているんですが、
その時はまだポケットっぽかったですね。
今はもう取り方の判断も、
実際のショットもよく磨かれていると感じます。
ホント、上手いなぁと思うショットが
たくさんありますよ。
アマチャンピオンにふさわしい力量があります」
――ありがとうございました。
「いえいえ。
古屋敷選手、下川選手、重田選手は
まだ歳も若いですからこれからも伸びます。
この先が楽しみです」
…………
もちろん関東にも
ポケットビリヤードからの転向組が多くいますし、
他の地域でも恐らくそうでしょう。
この先も3C公式戦で、
元ポケット選手を観ることが増えそうです。
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