2011年と2013年の本大会覇者、
柯乗逸(カー・ピンイー。台湾)。
どの技術も優れていてスキのない彼ですが、
優勝した年はとにかくブレイクが
よく決まっていたと記憶しています。
以前、ある日本のプロが
柯のブレイクを真後ろから見て、
「引くのも出すのもどこまでも真っ直ぐだった」
と、彼のブレイクストロークに
目を丸くしていたことが思い出されます。
…………
今大会準優勝。
日本が誇るブレイク巧者でもある大井直幸プロ。
(※彼の大会後の長めの談話はこちら)
気持ちの入った躍動感あるブレイクです。
本人に確認したことはないですが、
大井プロは何パターンかの
ブレイクバリエーションを持っていて、
状況に応じて的確に打ち分けていると思います。
そして、通常時のプレーでもそうですが、
ブレイクにおいても右腕・右手が柔らかいですね。
…………
一体どんなブレイクをするんだろうと
待ち構えていたら、
「合わせる系」でほとんど身体を動かさなかった
インドのラジ・フンダル。
ボーラードブレイクの最強版みたいな
「その場打ち」を見せてくれました。
身体が大きく膂力があるので、
これでも十分に効いてますね。
身体を動かして強く打つ必要、ある?
と言わんばかりのブレイクでした。
…………
最後は、大会を通じて好調を維持し、
ベスト32では柯乗逸を破った杉原匡プロ。
恵まれた体格を活かして放たれる
杉原プロのブレイクは、
体重も乗っていてガツンと重く効いています。
テイクバックも、
インパクトへの折り返しも速くて、
それに伴い体重移動も速いですね。
そしてキュー出しは真っ直ぐです。
…………
以上で、終了……なのですが、
前回紹介したJ・アーチャーのブレイク動画が
好評でしたので、
柳の下の二匹目のどじょうを狙うべく
別バージョンを以下に。
ブレイクノーインなんですが、
何がたまらないって、
このショット前の一連の仕草。
もはやこれは儀式であり、
これがあってのアーチャーです。
ブレイクを打つ時は毎回何かしらの
仕草をしていたのですが、
この映像の時は、
いわば「トッピング全部のせ」のようなもの。
アーチャー本人がアーチャーのパロディーを
演じているかのような気さえしてきます。
ああ、アーチャーが日本に来たんだ!
と嬉しくなった瞬間でした。
これを真似すれば、
アラフォー以上が参加する
ビリヤード仲間の忘年会の
人気者になれること間違いなし。
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