先月の『全日本選手権』での
ボール間違い事件ファイル、続けます。
※前編はこちらから
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●File No.3
「岩瀬賢吾、⑤→⑦→⑥の順でランアウト。
自分も相手も気付かずゲーム続行」
当該場面は15:50辺りから。
ステージ1(直前予選)の、
岩瀬賢吾 vs Liu Changfei(中国)戦です。
岩瀬プロが2-0とリードして迎えた第3ラック。
岩瀬プロは、⑤から⑦にポジションし、
⑦を入れて今度は⑥にポジションしました。
思いっきり順番を間違えていますが、
そのまま⑩まで取り切って3-0に。
これは本人のみならず
相手も全く気付いていなかったようで、
完全にインプレー状態(試合継続)です。
相手も気付いてないという点が、
数ある球間違い騒動の中でも
珍しい事例と言えるでしょう。
ショット直後に相手が申し立てをしていれば
ファウルとなったでしょうが、
今となってはどうしようもありません。
試合はそのまま進み、
9-1で岩瀬プロが勝利するのですが、
その後、
Liu選手は果たしてどこかの時点で
このことに気付いたのか。
それとも今も気付いていないままなのか。
もはやそれを確かめるすべもありません。
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岩瀬プロに、
このシーンはどんな状況だったのか、
リサーチしてみました。
岩瀬賢吾談話:
「試合中は全く気付いていなくて、
後でその場面を動画で見たんですが、
それでも気付かず。
一緒に観ていた人にヒントを出されて、
3回目ぐらいで、『あーっ!』と
大きな声が出てしまいました。
大会前まで、
サイクロップで多少は練習していました。
本番前日も大阪『タツミ』で
サイクロップで練習していて、
利川章雲プロに
『岩瀬くんも本番では球間違いには気を付けてね』
なんて声を掛けて頂いたんです。
『はい!』と言いつつ、
内心では正直『間違えることはないなぁ』
なんて思っていました。
はい、今は反省しています。
⑥がラシャと同系色だったから
見えてなかったのかなと思います。
あのシーンは、
USTREAMでも生中継されてましたし、
試合が止まることもなく続いていたから、
それを観ていた
北谷好宏プロや竹中寛プロにも
後で会った時に状況を聞かれましたね(笑)」
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新ボールのサイクロップボールじゃなくても、
緊張状態にあるプレイヤーは
球間違いをやってしまいがちです。
皆さんも、特に試合ではお気をつけ下さい。
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