2020年東京オリンピックの追加種目候補として、
数日前に
ビリヤードが名乗りを上げた件について、
東仙明彦事務局長から談話を頂きました。
BDがNBAのオフィスにいる時にも
スポーツ紙から電話が掛かってきたり、と
少し慌ただしくなってきた気配がありました。
…………
――「ビリヤード、東京五輪へ名乗り」
という報道が出ました。
「その通りなのですが、
活動は始まったばかり……というか
まだその前の準備段階であるというのが
本当のところです」
――いつ、どのように活動が始まるんですか?
「ビリヤードにおけるIF(国際競技連盟)である
WCBS(世界ビリヤードスポーツ連合)から
『調書』を受け取り、
それをJOC(日本オリンピック委員会)に
提出するところがスタートです。
もうすぐその調書がWCBSから届く予定です。
それからの活動内容は、
もちろん、JOCや組織委員会へのプレゼンや
働きかけが基本になっていきますが、
具体的にはこれから決定するという段階です。
道は険しいですが最善を尽くします」
――『調書』とはどのようなものですか?
「国際的に見たビリヤードの普及度といいますか、
例えば、ビリヤードの競技人口や
ビリヤード協会・連盟がある国と地域の数などが
記された書類です」
――今回、追加種目入りを狙っている
競技は多くあります。この状況については
どのようにご覧になっていますか?
「やはりまず野球/ソフトボールは
既定路線のように言われていて、
実際にその可能性が高いように思います。
そこに続くのが空手でしょうか。
それ以外にも、ローラースポーツ、
スポーツクライミング、スカッシュ、
ウェイクボード、武術太極拳というのが
昨年9月、レスリング追加正式競技に
決まった時に争っていた競技ですね。
そして、
今回の2015年1月のタイミングでは、
我々ビリヤードやボウリングが
名乗りを上げた訳ですが、
まだ出て来るかもしれません。
JOC加盟団体は
等しく手を挙げる資格を持っています。
例えば、ダンススポーツや
相撲などもJOCに加盟しています。
ここまで名前を挙げた競技の中から
一つが、早ければ今年7月の
IOC総会(クアラルンプール)で決まって、
さらにその次の段階で追加で何か一つが
入ってくるのでは、という理解でいます」
――ビリヤードのアピールポイント、
つまり強みとは?
「具体的な数字は今すぐは出ませんが、
世界規模での愛好者人口の多さは、
今回手を上げている他競技と比べても
ビリヤードが一番なのではないかと思います。
ビリヤードには
ポケットビリヤード(プール)、
キャロムビリヤード、
スヌーカーの3種目がありますが、
いずれか一つ以上の連盟・組織を持つ
国や地域は世界に134あります。
これはなかなかに多い数字で、
南極を除く世界5大陸で
幅広くプレーされているということが
わかりますし、
老若男女が手軽にできるスポーツである
という点も強みだと思います。
国際大会で行う場合も、
野球やスカッシュやボウリングなどのような
専用の競技場が必要な訳ではなく、
一般の室内競技場があれば十分です。
また、別の視点で言えば、
ビリヤードは頭脳スポーツでもありますから、
もしオリンピックに頭脳スポーツ寄りの
競技を採り入れるとなれば、
一番の候補ではあると思います」
――一部報道では、
「国際団体会長を日本に招き……」という
記述もありました。
「WCBSのトップである
ジャン・クロード・デュポン氏のことですね。
彼はキャロムの国際団体、
UMBのトップでもあります。
まさに今、デュポン氏とは連絡を取っていますし、
日本に来ていただくことを計画しています。
その先のことは確定事項が少ないので、
追ってご報告します」
…………
実りある活動となることを期待しています。
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