広島『ビリヤード みゆき』で
行われている
アマ公式戦『球聖戦』の
「挑戦者決定戦」は、
東日本代表・中野雅之(東京)が、
西日本代表・木村隼人(岐阜)を、
セットカウント3-1で破って勝利しました。
ナインボール7ゲーム先取×3セット先取
1st Set:中野 7-5 木村
2nd Set:中野 6-7 木村
3rd Set:中野 7-6 木村
4th Set:中野 7-4 木村
中野選手は日付が変わって本日、
この『みゆき』をホームとする
現球聖位の大坪和史選手と対戦します。
これを「球聖位決定戦」と言い、
年明けから始まった球聖戦の
正真正銘ラストステージです。
大坪選手の側から見ると、
「1回目の防衛戦」となります。
大坪球聖の初防衛なるか、
それとも、中野選手の初球聖位戴冠なるか。
この両選手は、昨年の球聖戦の
「挑戦者決定戦」でも対決しており、
その時は大坪選手が勝っています。
※大会前の大坪選手の談話はこちら。
…………
中野-木村戦、USTREAMで観ていましたが、
とても面白い試合でした。
"45秒"(タイムルール)をきっちり使って
じっくり丁寧に取り切り、
ディフェンス(セーフティ)も巧みな中野選手と、
テンポよくランナウトを決め、
キュー切れもあり、
オフェンシブなチョイスが多かった木村選手。
タイプの違いがはっきり出ていたと思います。
特にフルゲーム(6-6のヒルヒル)となった
第2セットと第3セットは目が離せない展開でした。
BD的「ショット・オブ・ザ・マッチ」は
その第3セットから。
「中野選手のヒルヒルでの5、9取り切り」です。
…………
↑第3セットの動画。ヒルヒルの最終第13ゲームは1h34m頃から
…………
場面は、第3セットの6-6(ヒルヒル)で
迎えた最終第13ゲーム。
2番から取り切り体勢に入った木村選手ですが、
4から5の直引きをミス
(※キューミスで手球が引けずにストップ)。
木村選手は5番をサイドバンクで狙いましたが、
これが惜しくもツノに阻まれます。
そして、中野選手が迎えたのはこんな形。↓
残すは2球だけとはいえ、
この5番はかなり難しい球。
ヒルヒル時は"45秒タイムルール"が
適用されないため、
中野選手は何度も厚みを確認して、
何度も構え直します。
そして…… ↓
見事に5番イン!
手球も、この局面においては
文句の付けようのない場所に出ました。
しかし、この9番も全く易しくはありません。
ここでも時間をかけて呼吸を合わせてから…… ↓
決めた!!!!
9番は厚めいっぱい。
あわやツノに弾かれそうになりますが、
抵抗を諦めたように落ちて行きました。
中野選手と応援団の
気合いのなせる業でしょうか。
この9番を決めた中野選手は
ゲームカウント3-6ビハインドからの
逆転に成功(7-6)。
セットカウント2-1として、
挑戦権獲得に大きく一歩前進しました。
中野選手のシュートの技術もさることながら、
プレッシャーをはねのけた
「勝負ド根性」が発揮された
取り切りだったと思います。
2球連続、手球がレール際にある配置
…………これは
"練習しているかどうかが如実に現れる系"の
球でしょう。
TPA(東京ポケットビリヤード連盟)の
メンバーから「クマ」と呼ばれ、
愛されている中野選手、
本日もきっと汗をかきかき
粘り強いプレーをしてくれるはずです。
その中野選手を、
国内アマ界最高レベルの技術を持つ
大坪球聖がどう迎え撃つのか、
非常に楽しみな一戦です。
※大会情報や速報、
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こちら。
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