長い長い戦いに終止符が打たれました。
第24期球聖戦の
「球聖位決定戦」が、
中野雅之挑戦者(東日本代表・東京)と、
大坪和史現球聖(広島)によって競われ、
大坪球聖が、
セットカウント5-3で防衛に成功。
大坪球聖は、自身初の防衛成功で
「在位2期目」に入りました。
ナインボール7ゲーム先取×5セット先取
1st Set:大坪 2-7 中野
2nd Set:大坪 7-2 中野
3rd Set:大坪 7-4 中野
4th Set:大坪 6-7 中野
5th Set:大坪 7-3 中野
6th Set:大坪 3-7 中野
7th Set:大坪 7-5 中野
8th Set:大坪 7-0 中野
at、広島『ビリヤード みゆき』
…………
前日(挑戦者決定戦)の良い状態を維持し、
着実にランアウトを続ける中野選手の
ペースで始まったこの試合、
第1セットの序盤で名勝負の予感がしました。
カギは第2セットだったかもしれません。
まだ調子が上がらないながらも
要所を締めて加点した大坪球聖が
セットカウント1-1のタイに戻したところから、
本領を発揮し始めます。
攻めてよし守ってよし。
空クッションもコンビもジャンプも
当て出しも冴え始め……、
(恐らく地元・広島の応援団にしてみれば
「いつものこと」なのだと思います)
隙の少ない"自在型"のプレーを見せた
大坪球聖。
今回はブレイクで良い形になることが
かなり少なかったからこそ、
その技術力と判断力の高さが光りました。
一方、その大坪球聖と
中盤までほぼ互角に渡り合っていたと言っていい
中野選手にも拍手を。
まるで怯むことなく真っ向勝負を挑み、
最後まで諦めずに撞いていた姿が
目に焼き付いています。
約12時間に及んだ一騎打ち。
今年の球聖戦も素晴らしい戦いで閉幕しました。
…………
下の図は、第3セット、
大坪6-4中野で迎えた第11ゲームから。
中野選手の5番ミスで、
大坪球聖に回ってきた配置がこれ。↓
弱く撞いて2クッションで6番に出すのかな
(上図の破線)。
入れるだけでも難しそう……と思っていたら。↓
スパッと鮮やかな4クッション出し。
セットの上がり際の局面で、
微妙に力を加減することを嫌って
これを選んだのかもしれません。
(あるいはこちらの方がやりやすい厚みや
テーブルコンディションだったのかも)
ラインもキュースピードも
ほぼ狙い通りだったのではないかと思います。
見事に6番に出した大坪球聖位、
残りを取り切って、
セットカウント2-1にしました。
他にも、すんごいジャンプショットや
当て出しが多々ありました。
またの機会にご紹介します。
大坪球聖の談話は近日お届けする予定です。
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