現在、ロンドンで開催中の
ナインボールダブルス国際マッチ、
『ワールドカップオブプール』
（World Cup of Pool）。
本日（9/25）早朝に行われた、
ベスト16の日本vsオランダ戦は、
日本が接戦を制して7-6で勝っています。
日本はベスト8へ進出。
相手はチェコかカタールの勝者です。
どちらのチームも、
実績やネームバリューは
オランダより落ちますし、
日本からすれば
与し易いはずの相手ということになりますが、
ダブルスのナインボール7ゲーム先取では
何が起こるかわかりません。
日本のベスト8戦は、
日本時間9/27の2時30分からの予定です。
真夜中ですが、頑張って応援しましょう。
次から「9ゲーム先取」です。
※大会公式サイト（英語）はこちら
…………
日本vsオランダ戦、
出だしの4ラックで3回もミスをする
N・フェイエンの姿は初めて見ました。
過去、本体会での日本 vs オランダは
日本の2勝1敗。
しかも、日本の2勝は、
両方ともベスト16でのものです。
それを知るオランダにより強い"圧"が
かかっていたのかもしれません。
そして、
「レフェリーラック」の
「ナインオンフットラック」のため、
ブレイク後の配置が
ぐちゃっとしたものになりがちで、
難球の処理に、
技術と知識が必要とされる局面が多いです。
それを象徴するように、
日本×オランダ戦では
多くのスーパーショットが飛び出していました。
例えば、こんな場面を……。
日本5-4オランダで迎えた第10ゲーム。
オランダのN・バンデンバーグが
1番でセーフティをしてこの形に。↓
お手本のようなセーフティです。
…………
これに対し、
栗林は縦の空クッションを選択。↓
見事に1番イン！ 2番も見えている！
会場、どっと沸く。
…………
続けて、大井は
2-9コンビを見ていたようだが、
"即死"と言えるアングルではないので……↓
2番をその場に残し、
手球を3番裏にコントロールして、
きっちり、アンドセーフをかける。
わかっているお客さんから拍手が。
ひょっとしたら、
始めからセーフティメインだったの
かもしれない。
…………
フェイエンはたまらずジャンプで
2番を狙うも、外れてしまい、
この形を日本に渡す。↓
2番のシュートも3番へのポジションも
かなり難しい……。
栗林が「残り2秒」で放ったショットは。↓
2番インからの「バタバタバタ」。
TV実況者が「Wow... Fantastic Shot !」と叫び、
またしても会場が大きく沸く。
…………
この後、日本は9番まで取り切って行く
……ところだったのですが、
終盤に出しミスが続き、
9番がサイドバンクの形になり、これをミス。
しかし、バンデンバーグも
ロングの9番を外してお付き合い。
最後は大井がセンターショットのような
9番を叩き込んで6-4にしたのでした。
（それがTop画像のシーン）。
その後、2点差を埋めた
オランダのランアウトも迫力十分。
ヒルヒルに追い付いたオランダでしたが、
最後はフェイエンのブレイクがスクラッチで
がっくりと肩を落とすことに。
日本は2番～6番まで取って、
7-9コンビで上がっています。
全試合は観ていませんが、
この日本×オランダ戦は、
ここまでの
大会ベストバウト候補じゃないかと思います。
いやぁ、痺れた。興奮した。
…………
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