先週末、小倉で行われていた
JPBA女子プロ公式戦
『九州レディースオープン』で優勝した
野内麻聖美プロの談話をお届けします。
試合翌日に話をうかがったところ、
声のトーンはいつもの野内プロでしたが、
「ひっじょ~~に疲れました(笑)」と
語っており、
一晩休んだけでは
体調が戻っていないとのこと。
「それでもブレイクをほぼずっと
ソフトにしていたので、
腰はなんとかもってくれました」(野内)
これから
『女子ナインボール世界選手権』(中国開催)
からの『全日本選手権』(尼崎開催)と、
大きな大会が連チャンで控えており、
気の抜けない期間が続きます。
…………
Masami Nouchi
JPBA38期生
1977年11月12日生 東京都出身
『セントラルレディースオープン』優勝
『関東オープン』優勝
『北陸オープン』優勝
『九州レディースオープン』優勝
他、上位入賞多数
使用キューはADAM JAPAN
今大会ベスト16から(ナインボール・7ゲーム先取)
Best 16 W-3 土師理恵子
Best 8 W-3 梶谷景美
Semi-final W-3 光岡純子
Final W-2 栗林美幸
↓ 最後の4番からの取り切り(撮影:On the hill !)
――今の感想を。
「嬉しいです!
そして、超超超疲れました(笑)。
昨晩(日曜夜)は疲れすぎていた上に、
優勝の興奮もあってよく眠れませんでした。
まだ今も本調子ではありません(笑)」
――試合前から寝不足だったんですか?
「金曜日の晩は普通に眠れましたが、
土曜の夜は寝不足でした。
土曜は予選で6試合して。
終わるのも遅かったですし、
自分の内容も良くなくて疲れました。
日曜の朝、
起きても疲れが抜けてなかったですし、
決勝戦の頃は頭が回ってなかったですね
もうろうとしていました」
――決勝戦の最後は
相手のスクラッチから5球の取り切り。
「完全に疲労で頭が回ってなくて、
配置とか取り方とか、
よくわかってなかったです。
自分でもよく取り切ったなと思います」
――ゲームボールを入れて、泣きながら
テーブルに突っ伏していましたね。
「試合前は泣くとは思わなかったんですけど、
リーチをかけたあたりから、
『これ、勝ったら泣くな』と。
ゲームボールの時には『100%泣く』と(笑)。
最近、個人的に色々なことがあって、
メンタル的にかなり悪い状態で
試合に臨まざるを得なくなってしまい、
本来、プロがそれではいけないと思うのですが、
実際、予選は内容もだいぶ悪かったです。
そんな状態で勝ったためか、
色々な思いがわーっと湧き出てしまいました。
もし普通……というか、
いつもの精神状態だったら、
勝っても泣いてはなかったと思います。
3度目の優勝の時には泣かなかったのに
4度目の優勝で号泣というのも変ですが(笑)、
もうこみ上げてきちゃって
堪えられませんでした」
――予選、そんなに悪かったのですか。
「ダメでしたね~(苦笑)。
ちょっとだけ終盤は良くなってきてましたし、
展開にも恵まれましたが……。
予選の始めの3試合ぐらいを観てた人は、
私が優勝するとは誰も思わなかったはずです」
――決勝日は『リバーウォーク北九州』の
特設会場でした。
「大きな吹き抜けのある
素晴らしい舞台でした。
2Fや3Fから見ている方も多かったですし、
プレーが見やすい
会場だったんじゃないかなと思います
初めての場所だったので、
メガネは2つ持って行きました。
予選は一般のビリヤード場
(※野内プロは『淡路』)で、
そこを通過したら、
決勝日は半屋外といって良い場所で
撞くことになる。
その2ヶ所では光の具合が
だいぶ違うだろうと思ったので、
2つ用意していったのですが、
それが正解でした」
――決勝日はまずベスト8で
梶谷景美プロに当たりました。
「普段よく一緒に撞いていただいていて、
アドバイスもいただくのですが、
そのおかげで勝てたと思います。
試合では敵になるとわかっていても
教えてくださる。
梶谷プロは
『教えすぎたわー』と笑っていましたが、
器の大きい方だなといつも思います。
内容的にも、2日間で
このベスト8は良かったかなと思います」
――準決勝は光岡純子プロ。
「テーブルが変わって、
ブレイクが上手くいかず苦しみました。
私は腰をやっているので、
今回はずっとコントロールブレイクだったんですが、
それがあまり決まらないテーブルでした。
そういう意味では難しい試合でしたが、
途中で2回ぐらいフロックが出たので、
それが大きかったです。
優勝する時に誰でも言うことだと思いますが、
運が向いていると感じられる試合でした」
――そして決勝は栗林美幸プロ。
栗林プロにはここのところ2戦連続で負けています。
「それを変に意識することはなく、
特別に緊張したということもなかったです。
でも、内容は……
はっきり言えば悪かったと思います。
それでも、この試合もツキがありました。
相手のハイボールのミスがあって、
それを私が取っていけたので。
疲れはありましたし、
どんどん頭がもうろうとしてきましたが、
なんとか最後まで戦えました」
――これで今年はあと『世界選手権』と
『全日本選手権』と『プロツアー』の
3試合を残すのみです。
「2つの大きな選手権のある11月は、
今年一番のハードスケジュールになります。
体調を整えて臨みたいと思います。
内容面では、
片岡久直プロに教わっていることを、
もっともっと自分のものにできるように
意識していきたい。
その上で、自分らしく
頑張れたら良いなと思います」
――最後にファンへメッセージがありましたら。
「今回の優勝は、
日頃からお世話になっている
アダムジャパン様と
応援してくださるファンの皆様の
おかげだと思っています。
ありがとうございました。
これからも皆様に
喜んでいただけるような
活躍をしたいと思います」
(了)
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