オープンレスト派。
たくさん練習していないと
このヒット感と手球のバウンドを
何度も再現するのは難しいでしょう。
この映像のブレイクは、
手球のコントロールは
申し分ないと思いますが、
5番がサイドポケットに向かう途中で
2番に蹴られてますね。
それに対して
「おいおい!」のジェスチャー。
ラックが上手く立たないテーブルだったの
かもしれません。
…………
次は"小倉の破壊王"、北谷好宏プロ。
もともとハードブレイカーとして
知られる北谷プロ。
軽々と振って楽にラックを割ってます。
速いキュースピードとパワーで
「バチン」と割っている印象。
手球は横に逸れてしまったか。
…………
台湾トップの張榮麟。
徹底的にブレイクを撞き込んでいる感が
ありありと漂う、完成度の高いブレイク。
恵まれた体格を無理なく使い、
決して大振りはしません。
…………
人気者、A・パグラヤン(カナダ)。
張榮麟とは逆で、
小兵ではありますが、体全体を上手く使い、
絶品の「真っ直ぐストローク」を
最大限に活かしたブレイクフォームですね。
…………
テンボールブレイクと言えばこの人、
S・V・ボーニング(アメリカ)の
ちょっと珍しいブレイクを。
ミスなのか調整中の過程かはわかりませんが、
彼にしては珍しく右足を蹴り上げています。
フォロースルーも左にズレてますし、
フォームも崩れ気味。
あれれ? と思ったブレイクです。
記憶によれば、
この次か数回後のブレイクが、
以前にもアップ済みのものです。
再度掲載。↓
うーん、すごい……。
アジャストしたんだろうなぁ。
…………
最後は、お手本にしたい人No.1、
台湾の張玉龍。
手球は不運にも②に蹴られてますが、
狙い通りの打ち方はできていたのだと
思います。
何度見ても重心移動とそのタイミング、
テイクバックのタメ感が素晴らしい。
ふんわり打ってるように見えるんですけどね。
…………
以上、参考になりましたら♪
以下、雑感です。
全日本選手権の男子の部は2011年から
テンボールになり、
今回がテンボールになって5回目でした。
年々、早く試合が終わっている気がします。
早く、というより、
予定時間内に終わる試合が
増えたと言えば良いでしょうか。
たまたまかもしれませんが、
今年はその印象が強いです。
それは、運営担当の方々の巧みな
テーブルコントロール術もありますが、
テンボールブレイクの研究と練習が進み、
的球イン率と手球コントロール力と、
マスワリ率が上がり、
それが試合時間のスピードアップに
寄与しているのではないかと
勝手に考えています。
と、同時に、現状の
ラックシート×正面打ち可の
テンボールブレイクは
ほぼ研究され尽くされたのかもしれない、
とも思いました。
あとはテーブルコンディションや
ボールへの対応の早さと、
「効く」ブレイクの再現性を高める
戦いになっているのではないでしょうか。
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