〈BD〉ディフェンス交響曲。トッププロたちのセーフティ集

 

セーフティ。

 

自分が攻められない、取り切れない配置の時に、

 

相手にとって難しい形

(入れられない、当てにくい配置)を

作って回すという「守り」の技。

 

以下は、トッププロたちの

実戦(国際大会)でのセーフティ集です。

 

タイトルは「Symphony of Defence」。

約4分30秒。

 

 

思わず、「あったまい~」と

首を上下にカクカクしてしまう

美技がいっぱいありました。

 

BDが好きなのは1:22からのこれ。↓

 

 

手球を⑨の裏に隠すショットですが、

 

意図的に、

クッションからの押し回転によるスリップ

(押し止まり、押し殺し)を計算に入れて

手球を運んでいるようですね。

 

急激に手球(の勢い)が死んでます。

 

気の利いた、出来る人の守り。

 

新(さら)ラシャだから

やりやすいセーフティかもしれません。

 

(②が⑧とクッションの間を通り抜けたのは

たまたまだったのかも)

 

撞き手の顔がわかりませんが、

プレーフォームと

こういうショットを選ぶセンスからして、

A・パグラヤンでしょうか。

 

…………

 

良いセーフティの条件として、

 

「手球と的球を離す」

 

「手球か的球を隠す」

 

「手球を撞きづらくする」

 

という3つは以前からよく耳にします。

 

最近はそれにプラスして、

 

よりファウルを奪い取りやすくするために、

 

「ジャンプショットができないように、

手球と障害物の間に隙間ができないように隠す

(障害物のすぐ裏にピタッと手球を停める)」

 

というところまで考えられている

セーフティを見ることが多くなりました。

 

ついでに言えば、

 

「的球を宙ぶらりんにする

(どのクッションからも的球を離す)」

 

のも、相手のファウルを誘う上で

効果的なセーフティとなります

(=空クッションで当てるのが難しくなる)。

 

書いていて思い出しましたが、

 

セーフティ時に意識を注ぐ対象として、

 

「手球優先」(手球だけコントロールする)

 

「的球優先」(的球だけコントロールする)

 

「両方」(手球・的球両方コントロールする)

 

なんて言い方もあります。

 

この動画に入っているセーフティの多くは

「手球優先」か「両方」ですね。

 

セーフティの映像や実例集は

オフェンス技術のそれに比べると

かなり少ないというのが実状ですが、

 

以上のポイントを意識して

この映像を見てみると

得られるものが多いのかなと思います。

 

頭でイメージできても、

1:45からのE・レイズのセーフティは

腕(技術)的に非常に難しい訳ですが……。

 

…………

 

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