昨年10月、病に倒れた西嶋大策。
もともと身体が強くないことを知る
周囲の人たちが
「さすがに今回は」と覚悟したほど、
一時は重篤な状態だった
(※病名などはこちらの記事に)。
意識が戻った時、
西嶋の脳裏をよぎったことは
「ああ、もう、選手はできないな」
だったという。
療養とリハビリの冬を過ごし、
球が撞けるまでに復活したものの、
本人の意識は今も日々変わる体調に注がれている。
このGPE-2で第一線に戻ると決めるのには
相当なエネルギーと意志の力を要したはず。
ところが、蓋を開けてみると、
体調を案ずる周囲の声を封じるかのように、
しっかり予選を勝ち抜け、強敵を退け、
5年ぶりの優勝まで達成してしまった。
非凡な才能と言う他ない。
ビリヤード頭脳と冷静さで撞く男。
プロ仲間やギャラリーが異口同音に言う。
「これだよ。Dの球」。
5年ぶりのウィニングボールを沈めた
"D"と呼ばれる男は、
「集中力なんてなかったよ。
でも……楽しかったな」
と、普段から淡々としているが、
念入りに淡々と語った。
「血圧、上げちゃいけないからね(笑)」
談話の続きは近日。
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JPBA東日本男子プロツアー
『グランプリイースト第2戦』(GPE-2)
優勝:西嶋大策 ……左2
2位:永松宣明 ……右2
3位:鳴海大蔵 ……左
鈴木宗康アマ(ベストアマ受賞) ……右
西嶋のプロ公式戦優勝は
2011年『四国9ボールフェスティバル』以来、
5年ぶり。
GPEでの優勝は2008年以来8年ぶりで、
通算6勝目。
今大会ベスト8で土方隼斗と対戦。
「4大会連続優勝」の記録(2度目)が
かかっていた土方をストップ。
「隼斗を止めるために帰って来たんで(笑)」
(西嶋)
2位の永松はこれで3度目の準V。
初優勝はまたまたお預けに。
「俺、"4度目の正直"、やりますから!」
(永松)
3位の鳴海は、
2006年(GPE-3で3位)以来の表彰台。
ずっと気になってたので、
全く気負いもなく、力も抜けてたのが
良かったんでしょう(笑)」
(鳴海)
GPE-2のフォトギャラリーはこちらから。
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