ビリヤードのインストラクション映像を
多数撮っているDr. Dave Billiardsが、
貴重な解析モノ映像をアップしています。
それが、
アメリカNo.1プレイヤーにして、
世界最高峰のブレイク技術を持つ、
シェーン・バン・ボーニングの
9ボールブレイクショット
(いわゆるサイドブレイク)です。
2分40秒。↓ ナレーションは全編英語。
映像前半がボールの動きや狙いについてで、
後半(1分9秒から)がスロー映像。
特にスロー映像は繰り返し観たくなります。
怪しいリスニング力で拾った言葉で、
彼のブレイクのコツと狙いをまとめると、
●マックスパワーではなく、
コントロールできる最大のパワーで打つ
●真っ直ぐ①に当てる
●ウイングボール(この映像では③)は
コーナーに即死させる。
2列目の反対側のボール(⑤)は
ワンクッションでサイドポケットへ。
最後尾のボール(⑦)は縦に3クッションでコーナーへ。
●①は長→短と2クッションさせる
●その①を狙いやすい場所
(この映像ではサイドポケット近辺)に手球を運ぶ
●グリップは通常時より前を握る。
そうするとキューを引き上げる際、
肩―グリップ間が大きく開き、
ストロークスピードを出しやすい。
●インパクトに向かう時にキューが
水平になるようにする
●撞点は気持ち上。手球を①に当ててから
ホップさせる(跳ねさせる)。
●フォロースルーは出来る限り真っ直ぐに
……ということで、
特別なことは言ってなさそうです。
ちなみに、この時ボーニングは
サイドブレイクではあるものの、
"レールブレイク"はしていませんね。
平(ラシャ上)の端の方で
スタンダードブリッジを組んで打ってます。
昨年の『ナインボール世界選手権』では、
トップ画像のように
レールブレイク(レールレスト)で
打っていました。
色々なバリエーションを持ち、
使い分けているということなんでしょう。
たまたま、10ボールの試合が
近かったのかもしれません。
…………
ところで、
このブレイク映像を観ると、
テーブルのあちこちがマークされていることに
気付きます(白いシールが張られている)。
これは何かと言うと、
Dr. Dave Billiardsオリジナルの
"技術検定"のボールのセッティング位置です。
日本でいう「ビリヤード検定」的なものですね。
ボーニングがこの技術検定に挑んでいる
映像もあります。
ガヤガヤしたビリヤード場の中、
それほど緊迫した空気もなく、
ボーニングも流してさくさくやっている感じが
出ていますが、
やっぱりショット力、あるな~とか、
こういう球はさすがにボーニングでも難しいのかとか、
ランアウト課題はさすがにミスしないなとか、
あ、今、カリカリしてるなとか……
見所が多い映像です。
課題もかなり練られた
バランスの良いものに思えました。
ボーニングの試合映像はたくさんありますが、
こういった映像はなかなかレア。
2本まとめて観ると30分オーバーですが、
ゴールデンウィーク中にいかがでしょうか?
…………
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