〈BD〉カーリーの「345」とストロークスロー動画

Yukio Akagariyama
Yukio Akagariyama

 

2011年ナインボール世界チャンピオン、

赤狩山幸男プロの「345」。

 

さて、何の数字でしょうか。

 

…………

 

カーリー談:

 

「先日ふと思い立ったんです。

 

『そうだ、センターショット、撞こう』って。

 

特にこれといって目的はなく。

 

で、お店(所属する『BAGUS』)で

撞き始めたんですよ。

 

そんなに入り込んでやってた訳ではなく、

お客さんとお話ししたりしながら。

 

そしたら、実質80分ぐらいかな。

 

気付いたら330球連続で入ってたんです。

 

そこで『おっ……!?っていうね(笑)。

 

ちょうどその辺りで止めなきゃいけない

時間になってしまったので、

その日はそこまでにして」

 

カーリーがショット練習をする時は、

的球15球がワンセット。

 

330球ということは22セット。

 

それがノーミス。さすがはセカチャン。

 

本人登場の再現ビデオ風な動画。↓

こんな感じで撞いてたんでしょうか。

 

 

微動だにしないフォーム&ストローク。

 

「でも、これはちょっと手球が回ってるなー。

美しくない(笑)」(カーリー)

 

…………

 

カーリー談:

 

「で、翌日ですよ。

 

『今日も2、300入っちゃうのかな~』

なんて思いながら再開したら、

 

わずか16球目でアウトーー!!(笑)

 

全然ポケットに向かわず、

全く惜しくもない外れ方でした。

 

『終わるの早っ!!!』っていう、

それだけの話です(笑)」

 

でも、345球連続成功はすごい。

 

プロレベルであれば、

練習でのセンターショットをミスすることは、

ほぼないとは思いますが、

 

(※BDが知る限りの連続最高記録は

601球の林研字・元プロ。そのお話が面白かった。

こちらから)

 

同じ動作を数百回繰り返すというのは、

機械になることを目指す修行みたいなものです。

 

そもそも、カーリーは、

アマチュア時代にセンターショットを

たくさん撞いてきた派なんでしょうか。

 

カーリー談:

 

「いいえ。ほとんどしてません。

 

『100球連続成功したらご褒美あげる』って

人に言われた時にやったぐらい(笑)」

 

カーリーが世界選手権で優勝する前後、

たびたび「練習論」や実際のメニューを

取材したことがありますが、

かなりの難球ばかりだったことを思い出します。

 

カーリーは「練習のための練習」に思えることや、

自分にとって意味・目的が見出せない練習は

昔からやってこなかったようです。

 

そんなカーリーの、

左手でのセンターショット動画をオマケで。↓

 

 

左手で撞いても残身を忘れず……。

 

「これも手球が回ってるなー。美しくない(笑)」

(カーリー)

 

さらに。

 

右手で撞いているところを

スーパースローで撮らせてもらいました。

 

「センターショットの時のストロークを

撮ってもつまらないでしょう?」

ということで、

 

レール上でオープンレストを組んで、

少しキュー尻を上げて撞いている時を撮影

(配置は的球センターの真っ直ぐ)。

 

 

この身体のブレのなさ、さすがです。

 

テイクバックの頂点とフォロースルーの直後で、

一時停止ボタンを押しちゃったのかと思った。

 

カーリー、ありがとうございました。

 

…………

 

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