週末の西日本男子プロツアー、
『グランプリウエスト第3戦 in 広島』で優勝した、
竹中寛プロ(JPBA)の談話をお届けします。
※フォトギャラリーはこちらから。
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ファイナルのvs大井直幸戦は、
3-6からの逆転勝利(最終スコアは7-6)。
7ゲーム先取マッチで
ヒルヒルになったといえども、
この2人にしては珍しく70分オーバーの
せめぎ合いとなりました。
普段であれば、このカードは
"ショットガン"大井プロか
"サムライ"竹中プロがらしさを発揮して、
スピード決着になります。
(※長年2人の対戦を観てきている
ビリヤードライターの"京アニ"
タカタアキラ氏によれば、
「だいたい40分ぐらいで終わってると思います」
とのこと)
今回は湿気の影響か、
かなりクッションが跳ねるようになって
両プロとも対応に苦慮していました。
具体的に言えば、
手球のポジションが合わず、
きれいに取り切れるラックが少なかったため、
時間がかかった訳ですが
(それでも70分は短いと思いますが)、
竹中プロは、
「確かにテーブルコンディションは
変わって行ってましたけど、
自分の球が良くなかったのはそれ以前の問題。
僕が弱いからです」と、
己の心をバッサリ一刀両断。
漢です。
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Hiroshi Takenaka
JPBA44期生
1972年1月17日生
大阪府出身
2012年『北陸オープン』優勝
2013年『北海道オープン』優勝
『グランプリウエスト』で2勝
使用キューはEXCEED
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――ひと晩経っての所感を。
「いやもう、昨日と変わりません。
ラッキーの一言ですね(笑)。
嬉しいですけどね。
昨日のあの球の状態で勝てたのは、
まさに『試合』って感じやね(笑)。
諦めずにはやってたし、
それで勝てたのは良かった。
諦めなかったこと。それに尽きますね」
――2年ぶりの優勝でした。
この2年間、焦りなどは?
「いや、それはないですね。
もちろん勝ちたいのは勝ちたいですけど、
周りのみんなも上手いし。
展開によったら、
そして、自分がちゃんと撞いたら
勝つチャンスはあるなと思って、
いつも試合には行ってました」
――今回は、準決勝(vs杉原匡)、
決勝(vs大井直幸)と、
テーブルコンディションの変化もあり、
思い通りには撞けてなかったように見えました。
「そうでしたね。
でも、テーブルコンディション以前に
自分のイメージも悪くなってたんですよ。
ベスト8ぐらいからね。
あのコンディションやから、
球がおかしくなった訳ではないです。
自分が精神的に弱かったっていうことです。
むしろ、難しいコンディションに
なってくれたからまだ良かった感じですかね。
相手もやってくれてたんで」
――ベスト16やベスト8は?
「まちゃ(田中雅明プロ。ベスト16)とも
川端くん(聡プロ。ベスト8)とも
試合するのが久しぶりだったので、
楽しくいつも通りに撞けたらええなって思って
やってましたね。
で、まちゃとの試合は悪くなかったんですけど、
川端くんとの時はお互いにちょっと
おかしなってたかなって思います。
今回、僕はベスト8から『拾ってる』感じは
ありましたね」
――7月は『ジャパンオープン』と
『ナインボール世界選手権』。
今年も世界選手権ステージ1に行くようですね。
「はい。
世界選手権には無理矢理行く感じです(笑)。
僕はもう時間がもうないんでね」
――去年、海外戦にいくつか出ておられました。
感じた課題を改めてお願いします。
「海外が久しぶりで、
それなりには撞けたと思うんですけど、
まあやっぱり精神的に弱い部分が出てましたね。
その辺がまだまだアカンなぁと。
ちゃんと撞ければ、
それなりに行けると思っているから
海外に行くんであって。
実際のところ、
去年そうはできず歯がゆい思いも味わいました。
でも、それが実力なんでね」
――「ちゃんと撞ければ」というところが
今年も世界選手権のテーマになりますか?
「そう……ですね。
まずは練習通り撞けるようにというところですよね。
成績もそうですけど、
一試合一試合楽しんで頑張れたらいいなと思ってます」
(了)
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