日曜日の『関東オープン』で
初登場・初優勝を飾った
フィリピンの23歳、ジェフリー・イグナシオ。
その優勝直後の談話です。
イグナシオ談:
「大好きな日本で優勝することができて
とても嬉しいよ。
僕にとってこれが5回目の日本。
何度来てもこの国の素晴らしさ、
人々の素晴らしさに感動しているんだ。
アメリカにもよく行ってるけど、
断然日本の方が良い(笑)。
このお店(バグース六本木店)に来るのは
初めてだったけれど、
プレー環境も雰囲気もよくて、
ギャラリーも熱心に観てくれて、
とても気持ちよくプレーすることができた。
それが勝因だね。
今回は『ジャパンオープン』まで日本にいるよ。
23日まで日本にいて、それからカタールに行く。
今年も『世界選手権』に出るんだ。
大会スポンサー、会場、スタッフ、
そしてギャラリーの皆さん、
"ドウモアリガトウゴザイマシタ!"」
…………
素振りが少なく、速い速いと言われる
イグナシオのプレーテンポですが、
朝イチのラウンド、ベスト16の
一斉オープニングブレイクのコール中に
ブレイクしちゃったのには、
「そんなに速いのかよ」と
ギャラリーも他選手も和みました。
「やってしまった~」の苦笑いの顔が
キュートだったという感想もちらほら。
これはまあ、彼が早撞きだからというより、
日本語と日本ビリヤードトーナメントの様式美を
わかってなかったがゆえのミスだった訳ですが。
イグナシオは常に早く撞いている訳ではなく、
競ってきたり、出しミスをした後などは
ぐっとテンポを落として判断に時間をかけます
(そんな時も構えてから速いのは変わりません)。
今回の関東オープンでは、
ベスト16の虻川修戦は、
虻川プロが奮闘し、大接戦となったため、
プレーテンポも試合時間も
だいぶ遅めだったと思います。
一方、ファイナル(vs土方隼斗)は
スコアも8-1でしたし、
かなり早く決着しましたが、
もしバンキングを取ったのが土方プロだったら、
似た展開、同じスコア、近い所要時間で
土方プロが上がるというシナリオも
十分に考えられたとBDは思っています。
そのイグナシオ、
果たしてブレイクはどうなのかと思って
撮ってみたんですが、
やっぱり構えてからは速かった。
↓ 正面から。
よく見ると、構えに入って、
はっきりとした素振りを2回、
ちょこっとした素振りを1回、やってます。
これは決勝戦のラストラック。
この配置をマスワリして優勝です。
…………
↓ 斜め後ろから ※音量注意。
これは決勝戦のオープニングラック。
コールが終わる前に打ってますね(笑)。
…………
↓ 続いて、正面からのスロー。
…………
↓ 斜め後ろからのスロー。
…………
数年前に『全日本選手権』で観た時より、
ブレイクがはるかに上手くなってましたし、
安定していました。
通常時のストロークもそうですが、
イグナシオは「振りに行ってる感」や
「矯正しました感」が皆無。
滑らかさ・柔らかさは
他のフィリピン人選手にも共通する資質ですが、
このコンパクトさと脱力感と間合いは
彼の国においても異質なのではないかと思います。
…………
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