日本有数の"キュー切れ"を持つ、
アーティスティックビリヤードの全日本選手権覇者・
渡辺元プロ(JPBF)に、
すんごい球を撞いてもらって、
色々と動画で撮ってみる企画、始めます。
撮影場所は渡辺プロが所属する
『NABBI』(東京・大塚)です。
…………
まず初回は「切り引き」を。
切り引きとはこういう球です。↓
手球(ここでは黄球を撞いてます)と
的球の間の隙間は5mmほどでしょうか。
これを"二度撞き"
(タップが二度以上手球にヒットすること。ファウル)
しないで引いて、
引き+右ヒネリのスピンで長く走らせて
手球を赤球まで運びます。
よく話題になるのは、
「ホントに二度撞きしてないのかなぁ」ということ。
それも調べたくてスローで撮ってみました。
まずは真横から。↓
続いて真上から。↓
手球の表面に当たるやいなや、
チョークを飛散させながら、
横(右)にそれていくキュー先。
手球は、足払いをかけられたように
キューとは反対方向へ跳ね、
着地してからバックスピンで後進していきます。
この映像だと正直言って、
二度撞きしてるかどうかまではわからないですね。
もっと高精細、
もっとスローで撮れるカメラが必要です。
この映像を元に、渡辺プロに色々と尋ねてみます。
…………
――ボールアクション、キュー先の動き、
どれもイメージ通りでしたか?
「ほぼイメージ通りでしたね。
ただ、撞きながら感じていましたが、
会心のショットではなかったです。
キューを変えたばかりで(現在はMEZZを使用)、
シャフトの径やテーパーに慣れてくるのが
これからというところもありますが、
今は曲球のシーズンオフと言ってよく、
ブランクもあったので、
僕自身の練習不足の可能性が高いです(苦笑)」
――ずばり、この映像の切り引きは
「二度撞き」をしてると思いますか?
「これを撞いた時は
二度撞きしてる気がしたんですけど、
こうやって映像で観てみると、
二度撞きはしてないように思えます。
ただ、撞いた直後にシャフトがたわんで、
先角もしくはシャフトが
少し手球に触れていると思われます。
それももっとスローで観てみないと
正確にはわからないですが」
――キュー先を横に逃がすような(切るような)
意識で撞いているんですか?
「自分は全く意識してません」
――そもそも切り引きは好きですか?
切り引きを撞く時に心掛けていることは?
「切り引きは大好きな方だと思います。
まだ自分が18歳ぐらいの頃、
『Kobby's』(東京・野方)にお客さんとして
遊びに行ってた時に、
師である小林英明プロから
『切り引きはとにかく怖がらず
勢い良く突っ込む事が大事だ』
と言われて、
やってみたら出来たんですよね。
ですので、それからずっと切り引きは
その教えを守って撞いてます」
…………
次回も、別の配置で「切り引き」を撮ります!
…………
Hajime Watanabe
1983年3月9日生
東京都出身
JPBF入会2006年
2007年&2011年『全日本アーティスティック選手権』優勝
NABBI(東京・大塚)所属
使用キュー(3C、平撞き、マッセ)は全てMEZZ
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BD Official Partners :
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED
創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN
ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt
末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA
カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation
プレイヤーをサポートするグローブ&パウダー。TIE UP
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Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ