先週末に閉幕したスリークッション公式戦
スペイン1名、
日本6名、
韓国4名、
……の、
11名総当りリーグ戦（30点）を制したのは、
韓国ジュニア界の中でも「逸材」の呼び声高い、
趙明優（チョ・ミュンウ。Cho Myung woo）でした。
試合の合間に少し話を聞かせてもらったのですが、
趙選手は非常に人懐っこく、
物怖じしない性格のようで、
それがプレーにも現れているなと実感。
誰からも愛されるキャラクターです。
現在韓国修行中の森雄介プロに通訳を頼んで、
プロフィール的な部分を聞きました
（森プロ、ありがとうございます）。
やっぱり韓国はすごいなと思ったのは、
この趙選手も、日本期待の若手、森プロよりも
5歳ぐらい下ですし、
韓国内では「世代No.1」とは言い切れず、
ライバルもたくさんいるということ。
あと、5年～10年もすれば、
スリークッションの世界大会は
韓国選手が席捲することになりそうですね
（今すでにそうなりつつありますが）。
…………
――ビリヤードを始めたのはいつ？
「6歳です。父さんがビリヤード場をやっているので」
――学生ですか？
「はい、高校3年生です」
――お父さんもプレイヤー？ どちらが上手いんですか？
「はい、父も撞きます。
スリークッションは
僕の方が上手くなっていると思うけど、
四ツ球では父さんの方が上ですね」
――使ってるキューは？
「Theory（セオリー）です」
――大きなタイトルは？
「まだありません。
『世界ジュニア』では2位や3位があります」
（森雄介・註：「国内の学生の試合では
相当勝っているはず」とのこと）
――好きなプレイヤーは？
「サンチェス！」
（BD・註：趙選手は、
サンチェスが主宰する総合ビリヤードブランド
『DS』のワッペンも貼っているので
恐らくなんらかの契約がある模様。
サンチェスとも親しげに話をしている）
――毎日どのぐらい練習していますか？
「1日9時間～10時間ぐらいですね。
人とゲームを撞くのは1日に1～2回ぐらいです」
――将来の夢は？
「世界チャンピオンになることです！」
…………
ここからは現在韓国修行中で、
韓国の事情に明るい森雄介プロによる補足です。
「趙明優を一言で言うなら『天才』ですね。
最大の特徴はストローク。
綺麗でブレないだけでなく
パワーがあります。
そして重い球質で
ハードショットをしても
あまりボールが跳ねないんですよね。
彼の腕、筋肉質で太いでしょう。
僕の倍ぐらいあります（笑）。
握力もかなりありますし、
このアームパワーが
ナチュラルな切れを生んでると思います。
大人の中でも、このストロークの感じで
あの球質を出せている人はほとんどいないですね。
若いですが実戦経験も豊富で、
11歳の頃から『ワールドカップ』
（スリークッションの国際トップトーナメント。
世界各地で年間数戦開催される）に
出ています。
サンチェスに試合で勝ったこともあります。
彼は恐らくスポーツ特待生のはずなので、
普段は高校で午前中勉強をして、
午後は校内でビリヤードの練習をし、
さらに帰宅してから、
ホームのお店で撞いているんだと思います。
練習量もすごいです。
今回はお父さんが同行してないせいか
のびのび撞いてますよ（笑）。
普段、試合でお父さんが見てる前で
箱球や裏回しを外すと怒られるんだそうです（笑）。
そんな彼もこの年代で常に1位という訳ではありません。
あと数名、上手いのがいます。
それと、この世代よりちょっと上の
キム・ヘンジは既に世界戦で結果を出してますし、
今の趙選手より数段上と言えます。
本当に韓国は
次から次に強いのが出てきちゃって大変です（笑）。
この先、他の国はどこも韓国を止められなく
なると思います」
…………
雄介プロ、ありがとうございます。
話に出ていた、
趙選手のストロークをスローで。↓
この動画を観た本人は「おー！」。
サンチェスは「悪くないね」とのことでした（笑）。
ちなみに、自分のスロー動画を観たサンチェスは、
「真っ直ぐだ！」と喜んでました（笑）。
…………
BD Official Partners :
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED
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ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt
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カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation
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…………
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