サイドに①がイン。
ラックのお尻の②がカチャカチャっとキスして
コーナーにイン。
手球は蹴られてラッキーな形で、
取り出しの球（③）にポジション。
恐らく（他の選手たちと同じく）
厚みは「①の少し左側」で、
撞点は「下＋左」でしょう。
…………
次にスローで。
サイドに①がイン。
ウイングボール（④）がコーナーにイン。
最後まで映ってませんが、
②も入っていたかもしれません
（現場にいたのに忘れてます……）。
…………
もう1本スローで。
これも最後まで映ってませんが、
的球は入っておらず、
恐らくスリーポイントも満たせずに
“イリーガル”だったものと思われます。
…………
もともと9ボールでも
10ボールでもブレイクが上手く、
9オンフットラックだったとはいえ、
この日もおおむね順調に思えた
栗林プロのブレイクですが、
映像を見つつ、
ご本人に振り返っていただいたところ、
「いや、良くはなかったんですよ。
え、これアップします!? 恥ずかしい……（笑）」
という反応。
恥ずかしい、ですか。
詳しく聞いてみるとこういうことでした。↓
栗林達・談：
「まだ理想のブレイクには到達できてなくて、
この映像のは、球は入ってますが、
正直言って良くないブレイクです。
サイドに①を入れるのと、
ウィングをコーナーに即死させる
狙いは持っています。
1本目のスロー映像では2つとも入ってますが、
自分としては『たまたま』感があります。
会場のテーブルコンディションが良く、
穴幅もノーマルなので、
“入っちゃってる”という感じで、
自分で攻略して入れている感がないんです。
ちょっとこれでは、海外の試合で
”トーナメントエディション”台
（穴幅をやや絞っている台）では、
通用しないでしょうね。
ということで、今も理想のブレイクを
求めて模索中です」。
ありがとうございます。
そういうことでしたか。
この日の栗林プロのブレイクは、
BDから見ると、全16名の中で、
だいぶ「当たっていた」方に入りますが、
テーブルコンディションに助けられ、
当たっているように見えていた、
というのが正しかったようです。
今年、海外に複数回遠征し、
9オンフットラックの試合を体験。
海外勢のブレイクも数多く見てきた
栗林プロでも、まだ模索中とのこと。
1週間後に迫った『全日本選手権』に向けて、
今も出場選手たちの多くが
ブレイク練習をしているであろうことは
想像に難くありません。
尼崎『アルカイックホール』特設会場の
テーブルに「効く」ブレイクを
誰が真っ先に掴むのか。
そんな観点で見るのも楽しそうですね。
…………
その全日本選手権、
賞金増額のお知らせがありました。
こちらから。
…………
Toru Kuribayashi
JPBA39期生
1982年6月26日生
福井県出身・東京都在住
2004年アマ『球聖』『名人』
2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝
2011年『関西オープン』優勝
2011年『関東オープン』優勝
2014年『兵庫オープン』優勝
2015年『ワールドカップオブプール』3位
2016年『ジャパンオープン』準優勝
他、優勝・上位入賞多数
GPEでは通算11勝（2位）
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BD Official Partners :
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED
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