今年7月、プロ入り初戦の
『関東レディースオープン』で優勝を飾り、
衝撃のデビューを果たした
19歳のJPBA女子ルーキープロ、平口結貴。
ご存知のように平口プロは、
活動拠点の北海道を中心に、
数多くのメディアに出演しています。
(※BDでの紹介が追い付きません。
出演情報は平口プロのFacebookをチェック)。
今週末、11月19日(土)には、
『朝日新聞』の朝刊・全国版の教育面に
登場することになりました。
様々なテーマについて10代の声を紹介する
『teens』というコーナーに
インタビュー記事が載るとのこと。
テーマについてのヒントは……
「頭脳スポーツ・ビリヤード」のようです。
さて、相次ぐメディア出演を含め、
忙しい日々を送っている平口プロですが、
21日(月)から『全日本選手権・女子の部』
(兵庫・尼崎)に出場します。
アマ時代に一度参戦経験がありますが、
プロとして出るのは当然ながら「初」。
大会前の心境をうかがいました。
…………
Yuki Hiraguchi
JPBA50期生
1997年7月11日生
北海道栄高校卒業(※2016年3月まで在校)
北海道出身・在住
Vivapool(北海道)所属
ビリヤード歴は約12年
2013年『全日本ジュニア』
(JOCジュニアオリンピックカップ)優勝
2013年『世界ジュニア』(南アフリカ開催)準優勝
2014年『女流球聖戦』挑戦者(東日本代表)
2015年『アマナイン』優勝
2015年『アジア選手権』ジュニア女子の部3位
2016年『第8女流球聖戦』球聖位
2016年7月プロ入り
2016年『関東レディースオープン』優勝
…………
――最近、一般メディアへの登場が続きますね。
「そうですね。特にこの10月11月は
たくさん出演させていただいています」
――トーナメント活動とは
大きく性質の異なる活動だと思いますが、
どんなことを心掛けていますか?
「やはり、ビリヤードの普及とか
イメージアップに役立つようにということは、
一番強く思って出ています。
でも、頭の整理とかモードの切り替えと言うか、
そのあたりはまだまだ追い付いてないです。
それにメディア出演って体力使うんですね(笑)。
アマチュアだった高校生の時は、
学校もあったし、練習時間も必要で、
時間がなくてメディア出演を
お断りしなければいけない時もありました。
今はプロなので、ビリヤードを
知ってもらえるチャンスになるなら、と、
いただいたお話はできる限りお受けしています。
個人的な理想を言うと、
ずっと”世界”を目標にして活動しているので、
もっともっと結果を残して、
実績を積み上げてから
出るのが一番良いんだと思いますけど……(笑)。
あ、でも、
こないだも『Vivapool』(所属店)に
高校生の男の子が一人で
ビリヤードをしに来てくれたんです。
『テレビを観ました』って。
そういうのはとても嬉しいですね」
――さて、もうすぐ
プロ1年目の全日本選手権ですね
(※アマ時代の2014年にも参戦経験有り)。
「実は昨日までは
色々な思いが頭にありすぎてしまって、
プレッシャーや緊張感で
結構ナーバスになってました。
『関東オープン』(7月・優勝)以来、
上位入賞ができていないですし、
プレー面でも色々と考えすぎて、
空回りしがちでした。
でも、今は気持ちの整理が
だんだん出来始めています。
プレッシャーや緊張感を、
ナーバスになる原因とは捉えず、
自分をもっと持ち上げていくための材料として
変換して行きたいと思っています。
きっと良い方向に持って行けると思います」
――10代のルーキープロの全日本選手権。
注目されることになると思います。
「そうかもしれないですが、
このぐらいで自分で『注目されている』
なんて思ったら全然ダメだと思います。
“このぐらいで”と言ったら
言葉が悪いかもしれないですが。
メディア出演のこともそうですが、
このぐらいで”観られてる”とか、
”キツイ”とか、”疲れた”とか言ってたら
お話にならないと思ってます。
思ってるんですけど……
常に強い気持ちでいられる訳じゃないんです(笑)。
もうちょっと経験を積めば、
その辺りも上手くやっていけると思います」
――本番ではどんなプレーを
したいと思っていますか?
「今までとは違う感じの気持ちの持って行き方で
臨みたいと思っています。
私はいつも『絶対勝つ』とか、
気合いを入れすぎてたんで、
良い意味で少し抜くことができればなって。
というか、
私のこの程度の努力……と言うんですか、
この程度の取り組み方で、
『絶対勝つ』って思うことの方が
そもそも間違いじゃないかって思いました。
なので、そこはあまり張り詰めず、
『こんなもんじゃないかな』ぐらいの精神状態で、
いくつかプレー面での目標があるので、
それを発揮できたらと思っています。
それが全てちゃんと発揮できたら……確実ですね。
確実に”上”に行けます」
――アルカイックホールで撞くのは楽しみですか?
「はい、楽しみにしています。
他の人の試合を観るのもとても楽しみなんです。
色々な外国の選手を観たいですし、
今回はコーチの鳴海さん(大蔵プロ)の試合も
楽しみにしています(笑)。
一昨年の見方と今の見方とでは、
もう全然、感じ方が違うと思うので、
撞くのも観るのもたくさん楽しみたいと思います」
(了)
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