〈BD〉ヨーロッパ、4-1リード。アメリカ、いきなりピンチ――モスコーニカップ Day 1終了

毎年恒例のヨーロッパvsアメリカの団体戦、

『Mosconi Cup』（モスコーニカップ）。

今年はイギリス・ロンドンの

『アレクサンドラ・パレス』に

2,000人の観客を集めて行われています。

Day 1を観ましたが、

やはり現存するプール（ポケットビリヤード）イベントで、

一二を争う盛り上がりを見せる大会です。

会期は12/6～12/9の4日間。

DAZN（ダ・ゾーン）でネットライブが観られます。

（※”1ヶ月無料体験”で見られますが、

その場合でもクレジットカード情報が必要）

大会公式FBページはこちら。（英語）

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本大会は、シングル、ダブルスなどを含め、

ナインボールの（最大）二十一番勝負で競います。

一つの勝負は「5ゲーム先取」で、

先にトータル「11勝」を挙げた方が優勝。

今年で23回目のモスコーニカップ。

前回までの優勝回数は

アメリカ11回・ヨーロッパ10回・引き分け1度。

昨年は総合成績、欧州11-7米で、

ヨーロッパが6年連続（10回目）の優勝を飾りました。

今年の両チームの陣容は一度お伝えしましたが、

以下のようになっています。↓

アメリカ：

S・V・ボーニング

M・ディシェイン

S・ウッドワード

R・モリス

J・バーグマン

ヨーロッパ：

J・ショウ

N・フェイエン

M・グレイ

D・アプルトン

A・オーシャン

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日本時間の7日朝3:30から行われたDay 1は、

結果から言えば、

ヨーロッパ 4 - 1アメリカで終わっています。

個々の実績に勝るヨーロッパが順調な滑り出し。

アメリカが獲ったポイントは、

ウッドワード&バーグマンの若手ペアが挙げた

ダブルス戦の1つのみ。

早くも黄信号点灯という状況です。

Day 1終了時：ヨーロッパ 4 – 1 アメリカ

欧州5名 5 – 2 米5名
欧グレイ&オーシャン 5 – 2 米ボーニング&モリス
欧フェイエン 5 – 2 米ディシェイン

欧ショウ&アプルトン 1 – 5 米ウッドワード&バーグマン

欧アプルトン 5 – 3 米ボーニング

アメリカのエース、S・V・ボーニングは、

オープニングの5対5を含めて3度登場するも

全てで敗れています。

なんでもないような球も外していたことから、

相当なプレッシャーがその双肩にかかっていることが

うかがえました。

なにしろ強烈なアウェーの空気。

ここまでになると、

アメリカに肩入れしたくなるほど。

欧米合わせて10名出ている中で、

開会から格別の落ち着きを見せていたのは、

モスコーニカップに滅法強いMVP男（4度）、

N・フェイエン（オランダ）と、

今年が2度目の出場、

A・オーシャン（オーストリア）。

しかし、そのオーシャンも、

「アリーナに入った時の気持ちは上手く表現できない。

震えていたんだ。

あまりにナーバスになっていて

トイレに何度も行ったよ」と語ります。

スヌーカーのメジャーイベントは

毎回こんな規模でやっている訳ですが、

ここで普通に撞ける（普通に撞こうとする）

欧米プールプロたちを尊敬します。

アメリカチームの一員として、

本大会出場経験のあるC・ウィリアムズは、

大会前に「アメリカが優勝できるとしたら？」

という問いに対してこう答えています。

「Day 1とDay 2で必ず勝ち越すこと。

それができなければ優勝可能性は

限りなく0%に近付く。

過去3年のアメリカは

始めの2日間で負けすぎていた。

そうすると、最終日は

3、4勝差が付いてる状況から始まってしまう」

「もう一つ。ボーニングが全勝すること」

Day 1ですでにアメリカはこの2つの条件を

クリアできませんでした。

さあ、巻き返しはあるのか!?

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