〈BD〉ヨーロッパ完勝。7年連続優勝でアメリカとの通算成績をタイに――モスコーニカップ

 

大会最終日(Day 4)、

ウィニングボールを沈めたのは

初出場のJ・ショウでした。

 

持ち前の強烈なシュート力と

ハイテンポなプレーリズムで

M・ディシェインを5-1で粉砕。

すぐさまチームメイトに揉みくちゃにされます。

 

ロンドンで4日間にわたって行われていた

アメリカvsヨーロッパの9ボール・チーム戦、

23回目となる『モスコーニカップ』は、

 

ヨーロッパが11-3でアメリカを下し、

7年連続となる優勝を飾っています。

 

これで通算優勝回数は、

アメリカ11回・ヨーロッパ11回・引き分け1度

という完全な五分に。

 

MVPは欧州チームのアルビン・オーシャンが

初受賞しています。

 

…………

 

 

終わってみれば今年もヨーロッパの完勝。

 

最大二十一番勝負となるところが、

三分の二の14試合で終わってしまいました。

 

これほどスコア差が付いた年は他にも

あっただろうかと調べてみたところ、

 

2001年:米12-1欧

2013年:欧11-2米

 

という記録がありました。

 

余計なお世話ですが、

番組制作&プロモーターの

『マッチルームスポーツ』や

そこから配信権を買っている各局としては、

一方のチームが勝ち続けるのはまだ良いとしても、

 

あまりに大差が付いて早く終わってしまうのは

番組編成上から言うと大変でしょう。

 

また、最終日、会場に来たお客さんが

試合を観戦できたのは

正味約30分だけだったということになります

(ショウvsディシェインの1試合だけ)。

 

あれだけお金をかけている舞台は

今のポケットビリヤード(プール)の

世界では他には存在しないので、

少しもったいない気持ちにもなりました

(部分的にネット観戦しただけですが)。

 

その意味でも、アメリカには

もう少し粘ってほしかったところです。

 

無残なまでの敗北を喫したアメリカ。

 

今年、エースのS・V・ボーニングは、

シングル戦でもダブルスでも

 

一勝も挙げることなく大会を終えました。

 

かといって、若手たちが

ボーニングと肩を並べるような

存在になるまでにはまだ年月が必要です。

 

また、こうも負けが込むと、

モスコーニに出るモチベーションが

選手から失われたり、

チーム内に不協和音が出ても

おかしくありません

(あるいは今すでにそうなのかもしれません)。

 

かくなる上は、実績のあるベテランを

メンバーに起用するのも一つの手でしょうか。

 

アメリカもヨーロッパも

モスコーニに出るメンバーの選考

(ポイントランキング)があるので、

ワイルドカード的にベテランを

招聘するのは難しい話だとは思いますが。

 

今年、モスコーニカップでMVP歴もある

R・モリスが戦列に復帰し、

2勝に貢献したのはせめてもの救いでしたが、

「モスコーニはこれが最後」という

コメントも残しています。

 

「スト様」ことE・ストリックランドは、

この数年と同じく、Twitterのフォロワーたちの

「アメリカに必要なのはストリックランドだ!」

というつぶやきを、せっせとリツイート(拡散)

するというオレ様待望論キャンペーンを

モスコーニカップ期間中に展開していました。

 

スト様がモスコーニに戻って来れば、

たしかに色々な意味で視聴率は上がりそうですが……。

 

欧米両チームの成績がタイになった今、

また1年後に向けて、

アメリカのチーム編成から注目したいところです。

 

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