〈BD〉津堅翔のキュー。「KeithAndy」

先日、ロングインタビューを掲載した

津堅翔プロのキューをご紹介します。

津堅プロが使うのは、

プレー・ブレイク・ジャンプ3本とも、

岡山を拠点に製作・販売を行っている

キューメーカー、

『KeithAndy』（キースアンディ）のもの。

プロ入りと時同じくして

KeithAndyを使い始めたそうなので、

今年で10年目（使用モデルは都度変更になっています）。

KeithAndyは「行商」とでも言うべき

展示販売方式を長年継続し、

スタッフが津々浦々のビリヤード場を

行脚していることで知られています。

お客さんにとことん試し撞きをしてもらって

納得ずくで購入いただくというスタイル。

その行商とワンセットという形で、

KeithAndy使用プロのチャレンジマッチ、

レッスン、イベントなどが行われることが多く、

津堅プロをそんなチャレマツアーで

初めて見たという方や、

キューを交えた方も多いのではないでしょうか。

……ということでその津堅プロの

プレーキューからご紹介します。

※実はこの取材の少し後、

津堅プロは急遽プレーキューを変更することに。

下記プレーキューは現在津堅プロファンの

アマチュア選手が所有しています。

…………

プレーキュー：

KeithAndy津堅翔モデル

バットベース材：集成材（黒）

デザイン：4剣ハギ＋タケノコハギ

剣ハギ材：チューリップウッド

タケノコハギ材：カーリーメイプル、赤・黒・白ベニア

グリップ：ノーラップ（糸巻きコーティング）

ジョイント：ラジアル

シャフト：M-SPEC TL（津堅仕様テーパー）

タップ：斬グリップハード

黒×赤×茶のカラーコンビネーションと

4剣ハギ＋タケノコハギとで、

一度見たら忘れられない

強い存在感を放つモデル。

かと思えば、スリーブ部のインレイや、

リングデザインは繊細さも併せ持ち、

バットトータルのバランスが取れている。

津堅プロ談：

「派手な色味とデザインで

“プロのキュー”らしさのあるモデルです。

ベースとなる1点もののモデルがあって、

それを僕に合うように改造・調整して

もらいました。

具体的には、グリップ部（糸巻き）を

コーティングしてノーラップに。

シャフトも径やテーパーを調整して、

完全に僕好みのしなり・硬さ・打感に

仕立ててもらっています。

最高に撞きやすくカッコいいキューです」

…………

ブレイクキュー：

KeithAndy Black Jack Break

バット材：ゼブラウッド＋黒檀（コア入り）

ジョイント：3/8-10山

シャフト：キースアンディ ブレイクシャフト（中空）

タップ：先角一体型（樹脂）

振りやすさとパワーで人気の

ブラックジャックブレイクキュー。

津堅プロが使っているものは、

コア（芯材）入りの特別タイプ。

ウェイトボルトなしでも

20オンスあるとのこと。

津堅プロ談：

「芯が入っていることで

更なるパワーと曲がりにくさが

備わっています。

軽く振っても十分なパワーが伝わりますし、

シャフトも少しいじっていますが、

シャフトとの相性も抜群。

特に10ボールブレイクに最適な仕様で、

ブレイクの精度がだいぶ上がりました」

…………

ジャンプキュー：

KeithAndy Black Jack Jump

バット材：黒檀

ジョイント：3/8-10山

シャフト：ブラックジャックジャンプシャフト

タップ：先角一体型（樹脂）

「ごんぶと」テーパーで良く飛ぶと評判の

ブラックジャックジャンプ。

津堅プロが使っているものは、

本数限定で販売された銘木シリーズの黒檀。

津堅プロ談：

「ボール1個分の間隔があれば、

ダーツストロークではなく

普通の（サイド）ストロークで飛ばせます。

ジャンプが非常に簡単に感じられる

キューだと思います」

（了）

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