〈BD〉ビギナーとカムバック組はここに集まっている! BAGUSの『企業対抗』&『ビギナー戦』、人気の秘密

2016年12月『JPA☓BAGUS 企業対抗』
2016年12月『JPA☓BAGUS 企業対抗』

 

先に告知です。

 

1/26に『バグース心斎橋店』で、

 

赤狩山幸男プロと西尾祐プロの

「レッスン&チャレンジマッチイベント」が

行われます。詳しくはこちらを。

 

※心斎橋店の紹介記事はこちら

 

…………

 

本題です。

 

1997年の1号店オープンから約20年。

 

首都圏を中心に、ビリヤード&ダーツのお店を

数多く展開している『株式会社バグース

(ダイヤモンドダイニンググループ)。

 

そのバグースの『新宿店』で

昨年12月に開催された2つの人気定例イベント、

 

●『JPABAGUS 企業対抗』

(3人一組のチーム戦)

 

●『ビギナーズトーナメント』

(ビギナー&Cクラス限定)

 

には、

 

カムバック組やビギナー、

社会人・女性プレイヤーなどが求める要素が

たくさん詰まっていると感じました。

 

バグースのビリヤードイベントが持つ

「フック」とは?

 

BDが見聞きしたことや、

筆頭インストラクターである

西尾祐プロの言葉から探ってみたいと思います。

 

…………

 

 

●「仲間がいて、目標がある」

 

時間があれば、BDの2014年の

この記事もぜひご覧ください。

 

“ビリヤード休眠層”に戻って来てもらうために

バグースが考え、行ったことをまとめています。

 

かいつまんでここで記すと……

 

バグース調べでは、

 

ビリヤードファンやプレイヤーが

ビリヤードから離れてしまう

(お休みする)理由として

上位に挙がったのが、

 

「やる時間がない」

「やる場所がない」

「やる仲間がいない」

 

というものでした。

 

『時間』は本人次第ですが、

『場所』と『仲間』に関しては、

ビリヤード場側の工夫次第で

見付けてもらえるのではないか。

 

見付けることができれば、

休んでいた人がまたビリヤードに

戻って来てくれるはずだと

バグース側は考えます。

 

そこでバグースが着目したのは、

「職場のサークル」。

 

企業にはスポーツ系から文化系まで、

様々なサークルや同好会があります。

 

そして、ビリヤードサークルがある

会社も以前からありました。

 

ですが、ただ集まって撞くだけでは

すぐにつまらなくなってしまう。

 

そこでバグースは、

企業サークルの活動目標にしてもらえるような

イベントを企画します。

 

「サークル単位で出て、

皆で楽しめるようなビリヤードイベントは、

これまでほとんどありませんでした。

 

もしそういうイベントを立ち上げれば、

良い活動目標になると思いましたし、

 

イベントに出るために

会社内でサークルを興す人も

いるのではないかと考えました」

(西尾プロ)

 

これが『企業対抗』の成り立ちです。

 

社会人プレイヤーが多く参加している

『JPA』とジョイントすることで

相乗効果も生まれ、

 

立ち上げ当初から高い人気を誇り、

昨年12月には「第12回」を開催。

 

最近は毎回60~70チーム(200名前後)が

参加する、定番のイベントになりました。

 

…………

 

 

●「”上手い人が偉い”ではない。

誰でもヒーローになれる」

 

『企業対抗』には、

まだ真っ直ぐ手球を撞けない人や

ボールの順番やルールが

よくわかってない人も出ています。

 

初心者だけのチームもたくさん出ているので、

恥ずかしいことでもなんでもありません。

 

ビギナーのいるチームが、

互いに教え合い、支え合うことで

一球ごとに結束を強めている様が

傍から見ていても伝わってきます。

 

試合はとにかく見どころが多く、

ワンラックごとにヒーローが生まれます。

 

ゲームボールを仕留めた時の

チームメイトの喜びようや安堵の表情たるや……。

 

BDは西尾プロのこの一言が耳から離れません。

 

「この大会で活躍すると

『いい日曜日』が手にできるんです」

 

特に社会人にとっては

何よりのご褒美ではないでしょうか。

 

…………

 

 

●「ビリヤードの楽しさは波及する」

 

『企業対抗』の人気は、

リピート率からも明らかでしょう。

 

バグース調べでは、これまでの全12回で

総参加企業数はのべ「136」。

このうち60%以上の企業が

複数回参加しているのだとか。

 

評判が評判を呼び、

新たに参加を希望する企業もあとを絶ちません。

 

また、以前1チームだった企業から

2チーム目が出たり、

 

もともと初心者だったメンバーが

上達してチームの主力格になり、

新しくビギナーを入れて再編成した

というケースも目にします。

 

企業対抗を機に、

「練習会」や「社内大会」が始まった

という例も多く、

 

ビリヤードの持つポテンシャルの高さと

サークル活動との相性の良さに驚くばかり。

 

日建リース工業チーム・Kさん談:

 

「ビリヤード経験者の私が

3名の同僚を誘う形で

チームを作って参加していました。

私はプレイヤーとしては出ていません。

 

今ではそれぞれがすっかりビリヤードにハマり、

全体練習では飽き足らず

個人練習もするようになりました。

 

ビリヤード好きが増え、

2チーム編成できるようになり、

 

遂に自分は……

ただの完全な引率者になりました(笑)」

 

…………

 

 

●「純粋に競技を楽しみたい人が集まる場」

 

後述する

『ビギナーズトーナメント』も含め、

バグースの基本方針として

イベントに賞金は出していません。

 

『企業対抗』では、家電・雑貨・

ビリヤードグッズなどの賞品を。

 

『ビギナーズトーナメント』など

他のイベントでは、

バグース各店舗で使える商品券を

賞典として用意しています。

 

「純粋に人と競うことを楽しんだり、

試合という場を通じて交流を求めている人に

集まっていただきたいという思いがあります。

 

また、開催店舗側としては、

イベントの参加者数だけを重視することはなく、

 

イベントを行うことによって

参加する方々のモチベーションがより高まり、

 

イベント前後の来店頻度が増えてくれたら……

という方針でやっています」

(西尾)

 

この方針はバグース各店の

全イベントに浸透していますし、

 

だからこそ、

「バグースのイベントは参加しやすい」と

思っている人もいるのではないでしょうか。

 

…………

 

 

●「参加者のビリヤードライフが豊かになるように」

 

『ビギナーズトーナメント』を

見学して驚いたことは、

 

プッシュアウトとダブルヒットなど、

「本格的な」ルールまで

きっちり採用していたことと、

 

西尾プロが懇切丁寧にルール説明を

行っていたことです。

 

(※一度聞いてわかっている人は

二度目からは聞かずに待機していても大丈夫)

 

説明は、”マナー”や”慣習”にも及び、

たくさんの実例が挙げられていて、

 

BDのような業界側の人間にとっても、

新しい発見のある「生きた講習」でした。

 

「ルールを簡素化し、

ざっくりとした説明で

ビギナー戦を開催している場合もありますが、

 

それではその試合以外の所に行った時に

対応出来なかったり、

トラブルとなるケースもあるかと思います。

 

バグースのビギナー戦に出てくださった方が、

そういう事態に陥らないように、

 

そして、末永く競技ビリヤードを

楽しんでいただけるように、

 

ここでしっかりとルールを説明し、

 

プッシュアウトやダブルヒットも

早い段階から慣れていただくために

採り入れています」

(西尾)

 

…………

 

 

●「競技種目をアレンジして楽しさを引き出す」

 

バグースは

『ビギナーズトーナメント』の

競技種目として、

 

『スーパースピード9ボール』

(予選ラウンドで採用)と、

 

『スピード9ボール』

(決勝ラウンドで採用)

 

という独自ゲームを採用しています。

 

これは、通常の9ボールと進め方は同じで、

使用するボールの数をそれぞれ

『4個』と『6個』にしたもの。

 

9ボールの『番号順に取って行く』

というゲーム性は損なわずに

スピード感をアップした

アレンジ版9ボールです。

 

「ビギナーは複数のボールを

続けて入れることが困難だと思います。

 

そうすると、9ボールの序盤の展開は

あまり勝敗に関係なくなってしまう。

 

9ボールの醍醐味の一つは、

ボールが減って行き、

⑨に近付けば近付くほど増してくる

あのドキドキ感だと思います。

 

なので、ボールを少なくし、

序盤から緊張感を味わえるような

形にしました。

 

このスピード9ボールを物足りないと感じたら、

ビギナー卒業と言っていいでしょう。

 

また、多くのビギナー戦で

“9ボールの2ラック先取”という

フォーマットを目にしますが、

 

バグースは

“スピード9ボールの3ラック先取”

にしています。

 

少しでもゲーム数を増やすことで、

運の要素を減らし、

力の差が現れやすい試合になるよう

バランスを調整しています」

(西尾)

 

この言葉通り、

実際に見ていても展開が早かったです。

 

特にスーパースピード9ボールの方は、

ブレイクで1つ入れば残りは3球!

 

ちょっと撞ける人であれば、

取り切り(マスワリ)のチャンスも。

 

参加者からは、

 

「いきなりクライマックスな感じがあって

緊張しますが、ボールが少ないので、

頭から集中して全部取りたいって思えます」

 

「ブレイクが入りづらいですが、

ノーインだといきなり相手が

チャンスになるので、

ブレイクからドキドキします」

 

という声を聞くことができました。

 

これはビギナー(や完全な未経験者)に

ビリヤードを教える時の種目としても

適しているのではないでしょうか。

 

…………

 

長くなりましたが、以上が、

バグースの2つのイベントから感じた、

人気の理由の一端です。

 

後から知ったのですが、

バグースのイベントの方向性や

アウトラインは、

複数の社員さんが参加する

ミーティングで決めているのだとか。

 

そのミーティングで

どんなことが話し合われているのか、

近日お邪魔してみたいと思います。

 

…………

 

最後に。

 

次回の『企業対抗』は3月26日に、

 

『ビギナーズトーナメント』は

2月12日に予定されていますので、

気になる方は要チェック!

 

…………  

   

BD Official Partners :  

  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

  

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

  

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

  

末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA 

  

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 

 

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

  

BAGUS 心斎橋店。オープニングキャンペーン中。BAGUS

 

プレイヤーをサポートするグローブ&パウダー。TIE UP 

 

人気拡大中。スタイリッシュな電子タバコ。SK, Vaper

 

………… 

 

Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

<<<前の記事