日本でも人気のスペインのキャロムプレイヤー、
ダニ・サンチェスが、
昨日閉幕したスリークッションの国際マッチ、
『ワールドカップ・ルクソール戦』で、
決勝戦でD・ヤスパースを破って優勝しました。
(※スリークッションの「ワールドカップ」
というのは、年間6戦ぐらい開催される
「ワールドツアー」のようなものです)。
優勝:D・サンチェス(スペイン)
2位:D・ヤスパース(オランダ)
3位:趙明優(韓国)、T・タスデミル(トルコ)
これでワールドカップでは10勝目となったサンチェス
(世界選手権では4度の優勝あり)。
驚くべきは今大会の彼のアベレージです。
ベスト32から40点ゲームを5試合……
つまり200点を当てるのに要した
トータルイニング数は「71」。
↑ レフェリーのカウントミスがあり、
正しくは「72」だったとのこと。
大会アベレージは「2.816」。
これはワールドレコードです。
↑ 正しくは「2.778」だったとのこと。
それでもワールドレコードです。
これ以前は、サンチェスとT・ブロムダールの
2人が持っていた
「2.739」というアベレージが最高記録でした。
日本の多くの3Cプロ公式戦では、
優勝者のアベレージはだいたいこの半分ぐらい
(1点台)だと言えば、
この数字の偉大さが伝わるでしょうか。
今回のサンチェスの戦績
ベスト32 40-6 vs R・ネイディ(11 inn)←※レフェリーのイニング確認の間違えがあり、正しくは12イニングだったとのこと
ベスト16 40-29 vs M・N・チョクル(15 inn)
ベスト8 40-35 vs N・ポリクロノポロス(19 inn)
準決勝 40-30 vs T・タスデミル(16 inn)
決勝 40-28 vs D・ヤスパース(10 inn)
準決勝と決勝をKozoomで観ていましたが、
あまりにしっかりと迷いなく当て続けていくので、
スリークッションが簡単に感じられました。
昨年、4度目の世界チャンピオンになり、
プレイヤーオブザイヤーにも輝いたサンチェス。
現在43歳ですが、
そのプレーは円熟味を帯びて行く……というよりは、
まだ今も決定力が鋭くなり続けているのかもしれません。
サンチェス談(Kozoom記事より抜粋):
「こんなに強いプレイヤーが揃っている
トーナメントで、ワールドレコードを出して
優勝できるなんて信じられないよ。
ここ(エジプト・ルクソール)に着いた時点での
調子は良くなかったんだけどね。
決勝戦はプレッシャーが大きかった。
互いに勝つためにはスーパーハイレベルな
プレーが必要だとわかっていたからね。
ヤスパースのちょっとしたミスの後で、
最高のタイミングで僕が思ったように撞けたことが
勝因だったと思う。
最近僕らトップ選手たちで
この先、アベレージは何点まで上がって行くだろうか、
これからスリークッションはどんな風になって行くのか、
なんて話をしていたんだ。
道具や設備が良くなっているから、
毎年より一層競争が激しくなっている。
選手たちはこれからも互いに高め合って行くだろうね」
(了)
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