先週日曜の、
JPBA東日本男子プロツアー『GPE-2』で優勝した
土方隼斗プロの談話をお届けします。
これでGPEでは通算16勝目。
次節『GPE-3』の決勝ラウンドは、
5月14日に『ミスタースポーツマン中延店』で開催です。
優勝直後、
土方プロはあの武井壮さんの自宅へ赴き、
朝までビリヤードをしていたとか。
そんなトピックも談話の最後に出てきます。
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Hayato Hijikata
JPBA40期生
1989年3月16日生 東京都出身&在住
アマ時代の2005年に『世界ジュニア』銀メダル
2005年&2013年『関東オープン』優勝
2007年『ルカシージュニアワールドテンボール』優勝
2008年『北海道オープン』優勝
2010年『エイトボールオープン』優勝
2013年&2016年『ジャパンオープン』優勝
2013年、2014年、2016年『関西オープン』3勝
2013年『東海グランプリ』優勝
2016年『全日本ローテーション』優勝
2016年『ハウステンボス九州オープン』優勝
2016年『北陸オープン』優勝
『GPE』通算16勝、他、入賞多数
2013年&2016年JPBA男子年間ランキング1位
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聞き手:BD
語り手:土方隼斗
――決勝戦はヒルヒル(7-7)となり、
最後は土方プロがマスワリで上がりました。
取り出しの1番は難しそうでしたね。
「あの1番はしびれましたね。
だいぶきてました。
それまで決勝戦ではやってはいけないミスを
2回ぐらいしてますし、
この試合を落としたら
後々引きずるのではないかとも思ったので、
1番を決めて取り切りたい。
そう決意した時からプレッシャーがかかりました。
そんな色々な気持ちを上手くまとめてから
ショットできたと思います」
――8番から9番は出しがショートした?
「そうです。ショートしたせいで、
9番をコーナーに取るのが難しくなってしまった。
あそこですごく悩みました。というのも、
9番は微妙にサイドにも狙えそうだったんです。
でも、サイドに行って外したら寒いし……と。
結果的には、自分でもびっくりするぐらい
きれいにコーナーに入れられて
きれいに10番に出せました。
ベストな厚みとスピードで撞けたと思いますし、
ああいう形で上手く撞けて上がれたことは
嬉しいですね」
――今シーズン1勝目です。
「まだ年間4戦目なので、焦る時期でもないですが、
去年が去年(年間7勝)なので、
やっぱり結果が出ない時期が長引けば
どんどん気になってくるでしょうし、
『まず1勝』という気持ちはありました。
ここで勝てたことは嬉しいです」
――土日は雨も降っていましたが、
テーブルコンディションには対応できていましたか?
「雨の影響はそんなになかったです。
土日とも僕は『Link北千住』さんで撞いたんですが、
新(さら)ラシャにしてくださっていて、
コンディションはとても良かったですね。
僕自身の状態もいつも通りに良かったので、
集中しすぎなくても球は入ってましたし、
ブレイクもパターンを使い分けながら
上手く打てていたと思います。
むしろ、新(さら)ラシャの特徴に合わせるのが
少し難しかったかな。わかっていても、
油断すると転がりすぎるところもあったので、
丁寧にやるところは丁寧にやる、と
メリハリはつけていました」
――優勝した後、武井壮さんのご自宅の
ビリヤードテーブルでレッスンをしたとか。
「そうなんですよ。
以前から武井さんにレッスンさせていただいていて、
最近ご自宅にテーブルを置いたということで
お誘いいただいていたのですが、
僕が伺えそうなのが試合当日の晩しかなくて。
なので、決勝戦をヒルヒルまで撞いて、
ヘトヘトになりながら向かい、
食事会をしてから朝までビリヤードでした(笑)」
――それはプレミアムな祝勝会と
言えなくもないですね。
「ホントそうですね(笑)。
優勝した時って、丸一日緊張状態にあるし、
疲労感もでかいので、その後に球を撞くことって
ほとんどないんですけど、
今回はそういう流れで、
よくわからないテンションのまま朝を迎えてしまい、
さすがに完全に身体はグッタリです(笑)。
とても面白かったですけどね」
――武井さんのビリヤードへの取り組みは
かなりのものがあると想像していますが……。
「だいぶ本腰を入れてやってくださっていて、
ボウラードはだいぶ撞けるようになっています。
ご存知のように何事もすごく考えながら
取り組まれる方なので、
ただビリヤードをやっているだけではもちろんなくて、
ビジネス的な展開など様々なことを
広い視野で考えながらやっておられます。
そういうプロアスリート論やメディア展開なども
結構真剣に聞いたり語ったりしますし、
ただのレッスンの時間というのではないですね。
僕にとっても非常に有意義な時間です。
今、一番ぐらいにTVに出ているような人が、
ビリヤードを好きになってくれて、
個人的にもお付き合いさせていただいているというのは、
本当に大きなチャンスだと思いますので、
このご縁を大事にさせていただきながら、
僕も色々な活動をしていきたいと思っています」
(了)
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