台湾トップ選手の一人、傅哲偉(フーザーウェイ)。
最近は日本に来てないので、久しぶりに見ました。
やっぱり目が行くのは、彼の独特なグリップですね。
人差し指は使わず、
親指と、中指・薬指・小指の3本の指の腹で
キューをつまむようにして保持しています。↓
こういうグリップの人はたまに日本でも見ますが、
トッププロの中ではかなり珍しいと思います。
傅は「引き球の名手」としても知られ、
このグリップからは想像もつかないような
キュー切れを出してきます。
キュースピードが速いのもあるでしょうし、
たぶん、インパクト〜フォロースルー時に見られる
「手首の返し」が効いているのかなと思います。
握力もありそうな手をしています。
以下、動画で。スローもあります。↓
手首の返しがあるためか、
フォロースルーでキュー先が上に上がっています。
常にオープンブリッジなのでそれが顕著ですね。
本人は慣れてるからなんてことないのでしょうけれども、
このグリップとストロークを
イチから習得するのは相当難しそう。
何も知らないで見たら、
そんなに上手くなさそうな人にも見えます。
でも、球の内容はいかついです。
オフェンシブなチョイスが多く、
どんどんランアウトしていくタイプ。
その上、この顔立ちでこの着こなしですからね。
「アニキ!」と呼びたくなります。
三国志の武将でいそうです。
男気ムンムンで見ていて楽しい選手、傅哲偉。
今、敗者側にいて次はA・ヤップと対戦。
TVテーブルになれば面白いのですが……。
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